ひとつ前のブログで
たかがビルとの打ち合わせに
なぜゆるりが着物だったのかと言うと
打ち合わせが終わった後に向かった
昨日のお出かけが
『香雪美術館』だったから
朝日新聞社の創業者
村山龍平氏のコレクションを展示する
神戸の御影にある美術館です
その別院が
中之島のフェスティバルタワーの
西館に入っていて
今回の特別展は
『北斎と広重』
サブタイトルがそのまんま
『富士!富士!富士!』
ここの隣のビルで働いてる友人に
お仕事帰りに一緒に行こうと
誘われまして
見る度に新しい発見と
感動があります
最近ゆるりかなり
浮世絵好きです
肉筆も刷物もどっちも好きです
好きすぎて一時期ちょっとだけ
日本画を習いに行きました
胡粉の白に興奮します笑
木版画もいつか習いたい
木版画の白は塗った白ではなく
余白の白だと知った時から
敢えて何もしないという
粋な潔さを感じて
すごく好きです
しかしゆるり最大の着目点は
生き生きとしたひとびと
今にも動き出しそうな
江戸の町に生きる
普通のひと達の日常の姿は
現代のわたし達と全く一緒で
泣いたり笑ったり旅をしたり
富士山を見て楽しんだり花見をしたり
疲れた表情でちょっと休憩したり
きりっと仕事をしたり。。。
すごく愛おしく感じます
そしたら。。。じんわりと
同じように今のこの時代に生きる
ひと達全てのことも
愛おしく感じて来て
人間の営みってどの時代にも
仕事も家族も楽しみもいざこざもあって
恋もあってお洒落もあって
このひと達の中の誰かが
わたしのご先祖様なんだなと思うと
ご先祖様達も楽しそうだなーって
家族写真のような親近感を持って
浮世絵に描かれたひと達の様々な姿を
ひとりひとり見ていると
昔も今も
ひとの中身は変わらないんだーって
感じることができます
だってほら。。。これも
鉢植えのお花持ってるーっ
江戸時代には園芸が流行っていて
朝顔ブームがあったらしいと
以前 NHKの番組でしてて
いつかそんな浮世絵に出会うかなと
思っていたらありました
楽しそうにお話ししながら
どこかで買った鉢植えのお花を
持って帰ってる姿が
本当に微笑ましい
女子トークしながら
あーだこーだしてるのが
めっちゃよく分かる作品です。笑
そして着物好きには浮世絵は楽しくて
江戸時代の着物がめっちゃ興味深い
色や柄の合わせ方とか着こなしが
めちゃくちゃカッコ良い
超絶あこがれる
楽しいひととき
そろそろ暑くなって来て
着物は単衣から絽にかわります
夏は湿気も多く日差しもきつく
汗もかくし汚れやすいので
着物にとって受難の季節
偏執的な正絹訪問着LOVEですが
ちょっとこだわりを緩和して
浴衣と着物の中間くらいとして
洗える小紋を5枚新しく購入しました
博多織の半幅帯も3本買ったので
カッコ良い江戸の姉さん達みたいに
普段着にしてさらっと気軽にゆるめに
着こなせたらと思います