レズビアン同士の間での

ジャンルやポジションを説明する
とても便利な用語があって



①見た目としての区分として




男性的→ボーイッシュ•ボイ

どちらとも言い難い→中性

女性的→フェム



②性行為の区分として




攻める側→タチ

どちらもOK→リバ

受ける側→ネコ



超ざっくりこんな感じで




この①と②の組み合わせにより

なんとなく自分や相手のことを
説明出来る便利用語です


『ゴリゴリのボイタチです』
『その子はフェムネコだよー』
『ボイネコってレア種だよね』
『結局のところ中性リバ最強説な』
『フェムでめっちゃ可愛いかったから
口説いたらバリタチで詰んだ魂


など。。。など。。。

レズビアン同士の会話の中で
悲喜交々で交わされる事しばしば

それで言うとわたしは女性的なので
見た目はフェムです気づき



ちなみに




これらが最もよく使われるのが
出会い系レズビアンサイトなどで

プロフィールを書き込んだりする際に
自分の属性を簡潔に説明できます

ネットの恋人募集書き込みでは

自分の見た目の大まかなジャンルや
性行為においてのポジションを

みんなが分かる共通言語で

文字に落とす必要があり

おそらく昔はみんなそれぞれ
長い説明をしていたのだろうけれど

賢い誰か達が単語化してくれて

それがとても便利だったため
広まったのだと思われます



なんて前置きはともかく




先日のレズビアンWデートで

久々に会った友達カップルが
改めてとても美形カップルだった話で

元々はカップルのフェムタチちゃんが
わたしの10年以上の友人で

お互いぴちぴちの30代に
よく一緒に遊んでました

友人はいわゆるフェムタチ

髪はややショートでしたが
メイクはいつもちゃんとしていて

服装も少しモードでとてもオシャレ

とにかく性格が楽しいし面白過ぎて
彼女の顔立ちや姿が美形かどうかなんて
わたしは当時全く意識もせずに

きゃっきゃ笑いながらも真剣に

自分達の真面目すぎる恋愛観を
熱く語り明かした仲ですが



先日のWデートで




友人のパートナーの
しっとりと美しいフェムネコさんが

友人の若い頃のイメージを振り返り

「このひと顔立ちもとてもキレイだったし
最初すごくクールなひとだなぁと思ってて
お部屋は黒で統一して赤い薔薇が1本
ってタイプだと思ってたの。ふふ」

って美しく微笑んでいて



帰宅してから




改めてのびちゃんと2人で

友人の写っている当時の写真などを
懐かしく見返していたら

うん。。。?あれ

確かにこうして見ると



友達めっちゃ美形やん ガーン気づき




確かにのびちゃんも
友人のことをキレイと言っていたし

過去の画像を見てもやっぱり
キレイと言っている

もしかして。。。

友人よ。。。

仲間やと思ってたけど
実はわたしの知らんところで

おぬし。。。まさか。。。



めっちゃモテてたんかガーン??




当時も今も変わらず

わたしも友人も2人とも
熱い信念を持つ同性婚賛成派で

同性同士でも真実の愛だと言うのなら

会っているその時だけを楽しむような
現実世界とは切り離された



ファンタジーな関係でなく




男女の婚姻契約と同等と捉え

2人の付き合いを曖昧にはせずに
公にもパートナーとする派だったので

今よりはるかに閉鎖的だった時代の

わたし達以外のレズビアンの
ほとんどの方々からは



真面目に考えすぎ。笑




と。呆れて失笑されていました

なんならバカにされていたと思う

わたしも友人もそれでも当時から
関係を秘密にする慣習は馴染めなくて

もし秘密にしたまま付き合って

お互いに大きな病気や事故に遭ったり
片方が亡くなってしまった時に

2人の本当の関係を

親族が知らなければ

ただの友人のひとりとして
大切なその時に赤の他人扱いになり
全てから閉め出されてしまう

集中治療室で手も握れなくて
同意書にサインももちろんできないし

葬儀も友人のひとりとして参列で
お墓も一緒には入れない

パートナーだけが働いていて
自分はもし専業主婦だったとしたら

生命保険も財産分与も公正証書もなく
無職のオンナが放り出される

刹那主義の代償は

赤の他人で終わる

なんの義務もない気楽なだけの恋愛は
軽すぎて権利はひとつもない

その時だけの関係を楽しむ
刹那主義の恋愛を否定はしないし

それはそれでちゃんと割り切って
納得していれば良いので

ひとそれぞれですが

わたしも友人も2人とも
ぜひとも同性婚したい主義なので

親にも兄弟にもカミングアウトして
同性のパートナーを紹介し

公正証書もしっかり書いて

パートナーシップもして

勤務先の緊急連絡先にも
パートナーの名前と間柄を書く



正々堂々とありのまま気づき




当時も今もなんかな?

そう言うタイプは実は
意外とめちゃくちゃ珍しくて

世間からの差別や蔑視を恐れ

体感9割以上のLGBTの方がまだ
同性愛をひた隠していたし

今もカミングアウト率って



まだ何割くらいなんやろうーん気づき




そんな秘密第一な空気感の中で

同性婚したい主義者のわたしと友人は
圧倒的多数のレズビアンの方から

『あー。。。そう言う恋愛観って
重いからちょっとムリ』と

地雷の如く扱われてしまい
モテるタイプではないのだと。。。



勝手に思っていたけれど




今改めてよくよく考えると


宝塚の男役かと思うような

クールな美形のフェムタチなのに


実は一途で愛に熱いなんて




激モテ枠やんっっハッ




うっかりわたしも

友人と同じ立場の感覚で


熱く語り合っていたけど


そもそもレズビアン業界では

圧倒的に1番モテると言われる


宝塚の男役のような美形の

イケてるフェムタチと


たいして可愛くもないくせに

タチがなんぼのもんぢゃいと張る

モテないフェムネコのわたし


畏れ多いレベルで根本的に




ステージがちゃうかった笑い泣きキャーン




そんな恥ずかしいわたしと


友達でいてくれた友人に

ほんとにほんとに感謝ですアセアセ


慈悲深いひと達に暖かく許されて


今日もゆるりは赤っ恥人生を

なんとか生きています