つばき泥棒がいる
丹念に丹念に育てて
ようやく今年
初めて花をつけてくれた
我が家の椿ちゃん 
ん
花びらが欠けてる
下には散った花びらが
パラパラと落ちていて。。。
しばらくそれをじっと見ながら
ゆるりちょっと悩む ｳﾇ
うちのこの木って絶対に
間違いなく椿だったよね。。。
山茶花じゃないよね。。。と
しばらく悩んでいたのですが
わたしは山茶花は選ばないと思うので
椿で絶対に間違いないはず
だとしたらこの状態には
第三者の関与が疑われる
それには理由があって
椿と山茶花はとても良く似ていて
見分けが付きにくいけれど
花の散り方が違っていて
参考までにネットでお借りした
こちらの画像ですが
山茶花は１枚ずつ
花びらを散らすけれど。。。
椿はぽとっと首から落ちる
その真っ赤な花が首から落ちる様が
斬首を彷彿とさせるため
武士からは縁起が悪いと
避けられていた花と言うイメージがあり
大阪に武士の文化はほとんどないので
うろ覚えの浅い知識ですが
たぶん椿は首から落ちた
はず。。。
ちなみにそんな感じで
なにわは昔も今も変わらず
武士的な縁起は気にしてなくて
美味しい鰻も腹開きですし
なにわの伝統野菜の中にも
毛馬胡瓜と言うのがあるくらいなので
徳川への敬意も特にない土地柄
きゅうりも食べてたはず
あかん食べ物の話に逸れた 
て言うわけで。。。
この花が間違いなく椿なのなら
ちょっと散り方がおかしいなと
不審に思っていた
数日後。。。
のびちゃんとふたり
ベランダの様子を見ながら
幸せな朝の語らいとお茶の時間を
過ごしていたその時
そいつは現れた
最初は１羽で現れて
椿の枝に止まったかと思うと
おもむろに椿の花をつつき始め。。。
花びらを抜き取ったと思ったら
食べたぁーーーっっっ
監視役と思われる２羽目も現れ
ベランダの外を警戒する監査係と
椿の花びらを食べる係との２羽のコンビ
鳥も連携プレーするんですね
のびちゃんと２人でその様子を
室内からじっと眺める
やつらはこっちに気付いてない
１羽がひたすら数分間にわたり
まだキレイな花びらを抜き取っては
美味しそうに食べる
監査役も外を見ていて
室内の方には警戒してない様子
ゆるりとのび太は音を立てないよう
そーーーーっとベランダに近付き
犯行の途中でのんきに一休みしている
犯人の姿を撮影する事に成功
その姿がコレだっっ
ダレ
スズメより全然大きくて
でもハトほども大きくはない
フォルムは比較的細身で上品で
色はグレーで頬が少し白と山吹色っぽい？
犯人の名前は分かりませんが
おそらくこの犯人グループが常習的に
朝食に椿を食べに来ていたよう
せっかく育ててたのに。と
のびちゃんは怒ってくれましたが
鳥さん可愛いし許すｷｭ
出来るだけあるがままに委ねたいので
これも小さな自然のひとつと受け入れて
椿は鳥の朝食にしてあげようと
のびちゃんに伝えました
とは言え思わず
鳥達の犯行の一部始終を
目の当たりにしている間に
のびちゃんと２人で何度も
この椿泥棒めーっって
ついつい鳥達の事を
その様に呼んでしまって。。。
なんだかその言葉から
ウィリアム・モリスの
代表的なデザイン
『いちご泥棒』を思い出して
参考画像コチラ
どの時代もどの国も
言語は違うけれど
思わずそう言ってしまう気持ちは
おんなじだなぁ。。。
なんて思ったり