とても怖い夢を見ました




夢の中のわたしは
今のわたしとはたぶん別人で

どこか別の国で別の人生を送っている
30代くらいの女性なのかな

子供やパートナーはおらず
どうやら独り身で過ごしていて

いつも通りの日常を送っているその時に

住んでいる海のない街まで呑み込む
謎の大水害に突然襲われる


そんな夢でした。。。


そこは海も川もない街だったので
警報が鳴ってもみんなどこか他人事で

わたしだけが怖くて必死で

周囲のひとにも呼びかけて

さらにさらにと内陸の高いところへ
逃げなければいけないと

叫びながら。。。

でもどれだけ必死で叫んでも
重大さを信じてくれないひともいて

それでも全員を説得する時間はなくて

走ってくれるひと達だけでも一緒にと
安全な高台を目指して走りました

わたし達は最終的に

街の外れの小高い丘の中腹に建つ
堅牢な石造りの建物の塔に逃げ込み

もっともっとと上を目指し

足元まで迫る濁流から逃げながら
螺旋階段を必死で最上部まで駆け上がり

ようやく水の勢いが治った時には

あれほどたくさん一緒に逃げたはずが
そこには6人しかいなくて

呆然としながらも

外がどうなっているのかと
塔の窓から周囲を見回してみたら

半分以上が水に浸かった建物と

建物の上層階のそれぞれの窓から
こちらに向かって手を振ってくれている
大勢のひと達がいるのが見えて

ほっとしたと同時に

その大勢のひと達の中に
水の流れが完全に止まったからと

水の中に入り泳いで移動しようとする
男のひと達が続出し始めていて

水が引く時も危ないから
水には入らないでと

訴えるのだけど

生き延びた喜びに興奮して
もう大丈夫と安心しているひと達に

わたしの声は届いていなくて

じわじわと引き始める予感の水の流れと
そのひと達を止められない非力さに

絶望して苦しくて



 目が覚めました




電気も点けたまま

いつの間にか1時間ほど
ソファーで眠っていたようです

おそらく

わたしが生きているくらいの間に
恐れている南海トラフが来ると思います

あの阪神淡路大震災の時の悲惨さも
まだ克明に覚えています

どれだけ訓練をしたり

どれだけ普段から備えていても

どうしても防げないようなその瞬間が
あることもあの時に知りました

自分や家族は備えているので
大丈夫とは安心できず

恐怖心は拭えません

日本に住む限り地震による災害は
安全な場所から同情する他人事ではなく

今この瞬間にも我が身に起きる

自分のことと感じます

1月1日が旅先にいたこともあり
今回の石川県を中心とした地震の事を
かなり後に知りました

まだ余震が何回も続き

倒壊した家屋からの救助活動も
完全に終わっておらず

行方不明の方々もまだ
とてもたくさんいらっしゃって

家を失い怪我をしたひと達に対しての
避難や手当ても完了していない

災害の最中にある被災地への

SNSを通じてのお悔やみやお見舞いや
呼びかけやアドバイスは

するべきことなのか

わたしには今もまだ
その答えは分かりません

そしてそれを書かないことは
非難されるほど良くないことなのか

やはり少なからず葛藤はありつつの
未熟な考えかも知れないけれど

わたしにとって

SNSでの災害に対しての沈黙や
普段通りの生活をあげることは必ずしも

被災地の方々に対しての無関心ではなく

それぞれの考え方や思いがある上での
敢えての沈黙もある気がします

しかしSNSに散見する

普段通りに振る舞うひと達への
『配慮がない』『思いやりがない』との
決めつけやバッシングを見る度に

悲しくなり。。。

SNSでの早急なお悔やみや
お見舞いの言葉の公開がなくとも

胸を苦しいほど痛めているひと

言葉ではなく行動で示すひと

そう言うひとはわたしだけではなく
きっと数多いる事を知っていただきたく

少し悩みましたが

深夜に怖い夢を見て起きてしまったので
お話しさせていただきました