毒親記事の連投で、すみません。
見たくない方は、スルーしてくださいね。

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私が幼い頃から、母親の口癖の一つだった。

「私は、男が悪かったせいで、
   戸籍が汚れてる。全部、男のせいだ。」

大学生になり、法学部へ進んだ私は、
自分の戸籍をとってみた。

そこには、母親のしてきた履歴、
実の父親に、義理の父親に、
養子縁組、養子離縁といった内容が
記載されていた。

それまで、精神的な苦しみは、
いくらでも乗り越えてみせる
と思って、生きてきた私。

どんなに頑張っても、
自分の力では消すことの出来ない
戸籍という書類を前に、
激しい無力感に襲われた。

と同時に、
幼い頃から ずっと聞かされてきた
母親の「戸籍が汚れてる」の言葉が
頭を駆け巡り、

自分という存在が、
限りなく汚いものに思えてならなかった。

ショックを受ける娘に向かって、
いつものように、毒母は怒鳴り出した。

「あんた、私が苦労してきたの、
   見てきたでしょ!!」

子供を苦しませたなんて感情は、
持っていないのだ。

自分のしてきた履歴を背負って
生きていく娘への申し訳なさなんて
持っていないのだ。

今、思えば、この時に、一度、
私の心は死んだのだと思う。

自分が生きている罪悪感。
こんな自分が生きていてごめんなさいと、
自分の存在は、社会の害悪だと思っていた。

※ 追記
母親は二度出戻り、
祖母の経済力があったので、
金銭面での苦労も一切していない。
むしろ、祖母に全部出させて、
私が社会人になってからは私にも出させて、
それぞれを騙し、自分の懐に入れていた。

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普通の人なら、
出生から死亡までの戸籍は、
2〜3通 だが。

母親の場合は、
いくつあるか分からないので、
戸籍収集を始めて、
ようやく地方からの除籍謄本も揃った。

結果、全部で、9通。