そもそも、こんな家庭環境に育った自分は、
普通の結婚など出来ないと思っていた。

(テーマ「DOKUOYA」は、
   毒親に関する内容です。てへぺろうさぎ
   苦手な方は、スルーしてくださいとびだすうさぎ2 )

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今でこそ、離れられたが、
29歳まで、私と母親は一卵性親子状態だった。

幼少期からの洗脳とはすごいもので、
おかしなことだらけでも、真っ当な理由なく怒鳴り散らす母親のもとで生きる為には、自分の感情を消さなくてはならない。

そんな繰り返しの日々が、月日が、
自分の感情=母親の望むことへと、
日常的にすりかえられていく。

一言で表現するならば、心は嫌がっているのに、脳では大好きなはずの母親の言いなりになる自分に導いている、というような感じだろうか。

それは、幼い頃から無意識に習慣になっているので、大人になると、ますますそのことに気付かなくなっている。

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恋人が出来る年頃になると、母親の束縛は、ますます強くなり、
私を幸せにしたいと結婚を意識する彼が現れると、全力で別れさせようとした。

恋人の母親に、電話ごしに、いきなり喧嘩をふっかけたこともあった。
「今度、RYUさんをうちに呼んでもいいですか?」と申し入れてくれたことに対し、
「あなた、何なんですか!いやらしい!」
と、いきなり怒鳴り散らしたのだ。
そして、人格否定的な失礼な言葉を浴びせ続ける母親。

恋人の母親に、その時に言われた言葉は、
「あんな母親じゃ、RYUさん、大変ね…」

毒母と気付いた今、
その言葉の重みが、よく分かる。

そして、娘の結婚を阻止する最終手段は、
「お嫁になんていっちゃ嫌!
   お母さんを置いていかないで!」
と、ひたすら泣き落とし。

これ、まだ自分の親が毒母だと気付いていない娘には、最高に効果的なのだ。
何故なら、母親が悲しむ相手とは結婚出来ないと思っているから。

しかし、娘を本当に幸せにしたいと思う男性は、娘の母親より、娘を第一に考えている男性である為、毒母は全力でそれを阻止しようとしているだけという現実。

毒母が望む娘の結婚とは、
娘が幸せになることではなく、
毒母の生活の保障がされることなのだ。

愚かな娘は、それに気付かず、
何よりも母親を優先してくれる男性を探すようになる。

母親と同居してくれる、母親の気にいる男性を。