『反抗期』っていう時期はない?!
ちょっと今までの話から、とんで・・・
いわゆる『思春期』の私なりの接し方を。
(あくまでも、息子と私との関係)
よく、『反抗期』って言うけれど。
私は、『反抗期』っていう時期は存在しない
と思っている。
なんなら、『反抗期』っていう名前が悪いと思っている。
それは、『魔の2歳』と言われる
『いやいや期』にも当てはまるのだけど。
子ども側は、恐らく
『反抗しよう!』と思ってない。
『自分の意思』がはっきりしてきて、
『自己主張』をしたいけど、
『方法』がわからない。
とか、
『オトナの言うこと』に
2歳児なら『すんなり従いたくない。』
思春期なら『矛盾や狡さを感じている。』
のかな・・・と思っている。
あくまでも、親(オトナ)側に都合が悪い態度
をとるから
オトナにとってみると
『反抗』しているように見えるだけ。
そうは言っても、
『ク〇ババア』とか言われる時が来るのかなぁ・・・
そしたら、笑っちゃいそうだな~とか思っていた。
中学生になった時に、
息子には
『中学生だから、オトナとして接するね。』
と言った。
だから、
ケータイ(その頃、まだスマホじゃない)も、
基本、黙って見ないし、
(息子の様子がおかしい時だけは見るよ、とは言っておいた)
部屋も掃除はするけど、
部屋にあるものは勝手にいじらない、と
約束した。
要は、
あなたのプライベートには踏み込まないよ、と。
(勿論、親なので、非常時は例外だけど)
これに関しては、
死守。
そして、恐らく、
息子からも信用されていた。
中学2年生になった頃かな・・・
私と違って
子どもの頃から感情の起伏が少なく
穏やかな息子。
そんな息子でも
帰宅後に、
口汚く先生の悪口を言うことが増えた
でも、その内容を聴いていると
『確かにね~』と思ってしまうことが多かった。
『理不尽なこと』とか
『オトナの矛盾』とか・・・。
オトナになれば、
『そんなこともあるよね・・・。』
『そういう人もいるよね・・・。』
と、流せることや
流して上手に振る舞うのだろうけど。
オトナになりつつあるけど、
子どもの純粋さや正義感から
イライラするのだろうな・・・と思う。
で、私はそういう時は
否定せずに聞く。
良いも悪いも言わない。
まして、
『そんなこと言わないの!』とかも言わない。
アドバイスもしない。
ただ、息子が『どう思ったのか?』
『何に腹を立てているのか?』を聴く。
そんな時、大抵、先生のことは
呼び捨てだったり、
変なあだ名だったりするけど、
それも注意しない。
悪いことだと本人もわかっているだろうから。
ただ、一言
『先生ご本人の前で、
その呼び方しないようにね!』
とだけ言った。
オトナだって、
嫌いな上司のこと
陰では、『あのハ〇がさ~』とか言うし 笑
親だからって、いつも正しいことを
一方的に上から、言わなくてもいいと思ってる。
逆に、それは息子からの信用を損なうかな?と。
そして、何より
家では、不快な思いを言ってもいいんだ・・・と
思ってほしかった。
反対に・・・
穏やかな故に、
むす~っと、黙って雰囲気が重い時も多かった。
それは、息子が
嫌なことや悩み事をため込むタイプなので、
自分の中でそれらを処理している時。
でも、学校からの帰宅時に
その、むす~っだと、
こちらは、何かあったのか?とか
体調悪いのか?とか心配になる。
それで、どうしてもうるさく
『どうしたの?』と聞いてしまい、
けむたがられ、余計にむすっとさせた
そこで、私は、
息子の機嫌の良い時に
『むすっと黙っていると、母としては、
どうしても心配になるの。
だから、色々聞いちゃう。
でも、もし、色々聞かれるのがうざいと思ったら、
〝うるさい”と言ってくれる?
そしたら、黙るから。』とお願いしてみた。
その後、1回、
私がしつこく『体調が悪いんじゃないか?』と
聞いた時に、
『うるせ~』と言われたことがある
そして、中3になってすぐの頃に、
『ちょっと、うるさいんだけど?』
と冷静に言われたのが1回。
でも、これを聴いて、
『あ、(反抗期と言われる時期が)抜けた!』
と思った。
先生に対する悪口も
いつの間にか言わなくなり、
むすっとする回数も減って行った・・・。
息子が大学生になった頃かな・・・
『中2の頃、
(むすっとして)態度悪かったよね~ 笑』と
言ったら、
『そうだっけ?そんなつもりなかったけど。』
と言っていた。
結局、
『反抗期』?なんて通り過ぎてしまえばそんなもの・・・。
こういう時期を経て、
独学で東大受験を目指す時にも、
私に頼るところは頼ってくれたんだろう・・・と思っている。