みなさま、こんばんは。気づけばもうすぐ4月も終わりですね。せめてハーネマンのお誕生日である4月10日に投稿しようと思ったのですが、毎日忙しく過ごしていて(その上ホメオパシーの学校のテストがありました。しかもメディカルテストでした。涙)こんな時期になってしまいました。



今日は珍しくホメオパシー以外のことをお伝えしようと思います。



4月といえば新たな旅立ちを迎える方もいらっしゃることでしょう。我が家の子ども達も、「子ども」というにはだいぶ大きくなって、私よりも背も高くなりそして様々に知識を得て、頼もしいと思えるようになってきました。でもいくら大きくなっても、小さかった頃の子どもたちが透けて見えるので、ついつい世話を焼いてしまいます。夫には、そんなに甘やかさない方がいいよ、といつも言われているのですが…。いつか私のもとから旅立ってしまうのだなあと寂しくもあり、でもほっとしているところもあり、複雑な心境です。


そんな中、素敵な詩を見つけたので、皆さんにシェアしたいと思います。


「On Children(子供について)」という詩なのですが、こちらは『預言者(The Prophet)』という本に載っています。作者はKahlil Gibran(1883~1931)という方で、ウィキペディアによると、ハリール(カリール)・ジブラーンと読むそうです。この方は20世紀のウィリアム・ブレイクとも称され、多くの詩人・思想家・政治家のみならず、サブカルチャーにも影響を及ぼした偉人だそうです。今からご紹介するのは有名な詩なので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。死去されて50年以上たっているので、著作権フリーのためご紹介しますね。


Your children are not your children.
They are sons and daughters of Life's longing for itself.
They come through you but not from you.
And though they are with you yet they belong not to you.

You may give them your love but not your thoughts,
For they have their own thoughts.
You may house their bodies but not their souls,
For their souls dwell in the house of tomorrow, which you cannot visit, not even in your dreams.
You may strive to be like them, but seek not to make them like you.
For life goes not backward nor tarries with yesterday.
You are the bows from which your children as living arrows are sent forth.
The archer sees the make upon the path of the infinite, and He bends you with His might that His arrows may go swift and far.
Let your bending in the archer's hand be for gladness.
For even as He loves the arrow that flies, so He also loves the bow that is stable.


えーと、英語では分かりづらいですよね。
ChatGPTに訳してもらったものがこちらです。ChatGPT、一瞬で翻訳してくれました。そしてこの詩の素晴らしい所を語り合ったりもしました。本当にすごい。


あなたの子供たちは、あなたの子供ではありません。
彼らは生命が自らを求める渇望の息子であり、娘なのです。
彼らはあなたを通じて生まれるけれども、あなたから生まれたのではありません。
そして、あなたと共にいるけれども、あなたに属しているわけではありません。
あなたは彼らに愛を与えることはできても、思考を与えることはできません。
なぜなら、彼らには彼ら自身の思考があるからです。
あなたは彼らの身体を住まわせることはできても、彼らの魂を住まわせることはできません。
彼らの魂は明日の家に住んでおり、あなたはそこを訪れることはできません。
たとえ夢の中でさえも、それは叶わないのです。
あなたは彼らのようになろうと努めることはできても、彼らを自分のようにしようとしてはいけません。
なぜなら、生命は後戻りせず、昨日にとどまることもないからです。
あなたは、弓のようなものであり、子供たちはそこから放たれる生きた矢なのです。
射手は無限なる道を見据え、その力をもってあなたをしならせ、矢を遠くへと飛ばします。
どうか、射手の手によってしなることを、喜びとして受け入れてください。
なぜなら、彼は飛びゆく矢を愛するだけでなく、しっかりとした弓をも、愛しているのですから。


私たち、とくに母親は、自分が生み育てたのだから、と、自分と同一視しがちです。首もすわっていない、話すこともできない赤ちゃんの頃から成長を見守り続けてきたのですから、それは仕方のないことなのかもしれません。

でも、それでも、その子はあなたのものではなく、縁があって育てることになった、(育てさせてもらった、の方が近いかもしれないですね。)その人にしかできないことをするために生まれた尊いいのちなのだ、ということを教えてくれます。

こうなってほしい、ああなってほしいと思ったところで、それがその子のためになるかどうか、その子の生きる目的に沿ったものなのか、私たちには分からないのです。

私もアロマセラピーを学ぶため、単身イギリスに行ったときには前しか見えていませんでした。自分にできるのかという不安と、新たな地に旅立つ期待感をもって、飛行機に乗ったことを昨日のことのように覚えています。でも、笑顔で送り出してくれた家族がどんな気持ちだったのか、送り出す側に近くなって初めて分かりました。送り出すときには、笑顔で送ってあげたいけれど、きっとすごく寂しいんだろうなあ。

新しい環境で頑張っている皆さん、どうかあなたたちが自分の道を健やかに歩いていけるよう、応援しています。そして送り出すみなさまも、どうか健康に気をつけて、これからの人生エンジョイできますよう、心から祈っています。


今日もお読みいただき、ありがとうございました。次回はホメオパシーのことをお伝えしようと思っています。