みなさま、こんばんは。今日も関東地方は暑い一日でした。でもツクツクボウシの声が聞こえるようになったり、日が落ちるのが早くなったり、この暑さもずっと続くわけではないのだな、と季節の移ろいを感じます。子どもの頃は、ツクツクボウシの声を聞くと、夏休みが終わっちゃう、と焦っていたのですが、子育てが大変な時期は、希望の声にも聞こえました。今は子ども達も大きくなって、それぞれの用事があってほとんど家にいないので、なんだか寂しいくらいで、忙しかった日を懐かしく思い出しています。今、本当に大変なお母様方、忙しい日々はいつまでも続くわけではありません。終わりは必ず来ますから、安心してくださいね。

 

今日は梅しごとのその後、ということで、昔ながらのしょっぱくて酸っぱい梅干しが苦手で、持て余してしまう方へ、食べやすいはちみつ梅にしてみませんか?というお誘いです。梅干しを作ってみたけれどうまくできなかったときや、頂き物の梅干しがしょっぱすぎてあまり好みではないときなど、ぜひお試しください。

 

以前にも書きましたが、今年の梅干しづくりはことのほかうまくいって、美味しい梅干しができました。それほど大量に作らなかったので、大事に大事に食べています。ではその前の年、その前の前の年はどうだったかというと、なかなかうまくいかないときもありました。皮もなんだか分厚いし、ものすごくしょっぱくて、梅干し好きな夫もなかなか食べてくれない梅干しができてしまったこともありました。

 

この梅干しどうしようかなと思っていた時に、行きつけのお米屋さんで、取り扱っているはちみつ梅を一粒サービスでいただいたことがありました。夫は昔ながらの梅干しが好きなので、はちみつ梅は私が試食することに。私もはちみつ梅はあまり食べたことがなかったので、どんな味なんだろうと思っていたら、塩分控えめで、甘さもちょうどよくて、とても美味しかったんです。次にお米を買いに行ったときにそのことをお伝えしたら、今は昔ながらの梅干しよりもはちみつ梅の方が主流なのだとか。

 

へぇーと感心していたのですが、ネットで調べ物をしていた時に、白梅干し(赤しそを入れない梅干し)を使ってはちみつ梅ができる!と知って、誰も食べないしょっぱい梅干しを思い出したのです。これをはちみつ梅にできないだろうか?と思って試してみました。

 

作り方は意外に簡単です(いつもこんなことを言っていますね。)。はちみつ梅は塩分が控えめなので、長期間の保存は向いていないそうです。一気に作らず、まずは少量でお試しいただいた方がいいかもしれません。

 

作り方は以下の通りです。

 

①梅干しを塩抜きする。お好みの塩加減になるまで、塩抜きをしてください。お水に梅干しを漬けるよりも、少し塩を入れた方が早く塩抜きできるそうです。このとき、皮の端っこを少し食べて、塩抜きができた、と判断すると、中の方がまだしょっぱいことがあります。丸ごと食べてみて、塩分の具合を確かめた方がよいかと思います。私はまだ中心部分がしょっぱいのに、塩抜きができたと思って、はちみつに漬けてしまって、しょっぱすぎるはちみつ梅を作ってしまったことがありますので、ご注意くださいね。

 

②塩抜きした梅干しをざるに取り、乾燥させる。

 

③梅干しを容器に入れ、はちみつ、またははちみつと水を加熱して冷ましたもの(割合はお好きな感じでよいかと思いますが、はちみつ100gに対して水50mlくらいがよいようです。)を加え、冷蔵庫で漬ける。

 

たったこれだけで自分好みのはちみつ梅ができるのは嬉しいですよね。

 

市販のはちみつ梅はコストの関係でどうしてもお砂糖などを使わざるを得ないときもあるかと思います。でも、自分で少量食べる分であれば、それほど大量のはちみつはいらないかと思います。お砂糖を使いたくない方にもよいかと思いますし、何より簡単です。

 

はちみつにも梅の風味が移って、こちらもおいしいです。ぜひお試しください。

 

今日もお読みいただき、ありがとうございました。