みなさま、こんばんは。暑い日が続いていますが、体調を崩されていませんか?愛犬N氏とのお散歩はいつも夕方に行っているのですが、段々と日が短くなって、季節の移ろいを感じます。今日は夕焼けがとてもきれいで、見とれてしまいました。

 

今日はレメディーの特徴をお伝えしようと思います。今日ご紹介するのはハイオサイマスです。キッズキットに入っています。

この資料をまとめるにあたって、参考にしたのは以下の資料です。
 

・キッズ・トラウマ 由井寅子著 ホメオパシー出版 2001年

・ファタックのマテリアメディカ S.R.ファタック著 ホメオパシー出版 2010年 


レメディーの特徴を知るには、まず原物質がどんなものかを知ることが重要になると思います。ハイオサイマスのレメディーは何からできているのか、ということを知ることから始めたいと思います。

この植物はナス科の植物です。ナス科の植物は、多くがアルカロイドを含んでいます。これは、薬用として、また香辛料として使用されることもありますが、強い毒性を持つものもあります。また、ハイオサイマスはナス科3兄弟(ベラドンナ、ハイオサイマス、ストラモニューム)はのひとつとして、毒性が強い植物ということで有名です。この植物は特有の臭いがあり、また、お花も独特の色と形をしていて、いかにも毒があります、といった感じです。お花の中心が暗い紫のような黒のような色で、花びらが網目状になっています。ご興味のある方はぜひ調べてみてください。

 

この植物は安心感を与え、現実を忘れさせ、性欲を刺激すると言われていて、「愛の秘薬」や「魔女の草」とも言われていたそうです。これを読んで、作ってみたい!と思われた方、毒性が強すぎるため、民間での利用はお勧めできないとのこと。また、この植物に触った手で目をこすってしまうと、瞳孔が開いて大変まぶしくなってしまい、更に回復するのに時間がかかりますので、もしこの植物に触ったら、必ず手を洗うようにしてくださいね。

 

また、預言で知られているアポロン神殿の巫女たちは、この植物を燃やした煙を吸うことで、「予言の眠り」といわれる催眠状態に入り、神託を告げたり、魔女たちはこの植物を主原料とした軟膏を作り、それを身体にすり込むことで様々な儀式をしていたとも言われる、なんだかいわくありげな植物です。主に脳に働きかける植物ということがお分かりになっていただけると思います。

 

この植物に含まれる硫酸アトロピンは胃潰瘍,十二指腸潰瘍,有機リン系殺虫剤中毒などに利用されたり、臭化水素酸スコポラミンは麻酔の前投与,パーキンソン病などに利用されるだけでなく、宇宙飛行士の酔い止め薬!やモルヒネ中毒の治療などにも使われる、大変有用な植物です。

 

ホメオパシーのレメディーとしてハイオサイマスがどんな風に使われるかというと、精神や脳、神経系の困りごとに使うことが多い科と思います。

 

例えば、兄弟間の嫉妬、度を越したおしゃべり、無口、独り言が多い、激しい感情の爆発、服をすぐに脱ぎたがったり、性器を露出させたがる場合に合うと言われています。男の子って、そういう困ったことをしたがる年代はありますよね。また、けいれんや、筋肉がピクピク動くときなどにも合うと言われています。

 

また、夜に咳が立て続けに出て、横になって眠れないとき、また、神経性の不眠などにもよいと言われています。

 

もちろん、ベラドンナのように光を嫌ったり、ずきずきする頭痛にも合いますが、ベラドンナより精神面の問題に合うレメディーです。兄弟間の嫉妬などに使えるというのは、ありがたいですよね。

 

突然の激しい恐怖や嫉妬、不幸な恋愛、接触、寒さ、睡眠、横たわることで悪化、温かさや前にかがむことで好転します。


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今日もお読みいただき、ありがとうございました。次回は以前ご紹介し忘れてしまった、便秘のサポートについてご紹介したいと思います。