みなさま、こんばんは。今日は天赦日(世の中のすべての神様が天に昇り天が万物の罪を許すため、あらゆる障害が取り除かれる日)ということをすっかり忘れてしまっていて、仕事もそこそこ入っていたのですが、それ以外はうっかりのんびりと過ごしてしまいました。でも調べてみると、体の疲れを取る、ということも天赦日の過ごし方としておすすめということです。今日も残り少ないですが、何か新しいことを始めるのもいいですし、自分にご褒美をあげるつもりで、ゆっくりと過ごすのもよいですね。

 

今日はレメディーの特徴についてご紹介しようと思います。今日ご紹介するのはカンサリスです。こちらのレメディーは基本キットに入っています。

この資料をまとめるにあたって、参考にしたのは以下の資料です。


・ホメオパシー in Japan 由井寅子著 ホメオパシー出版 2002年


・ファタックのマテリアメディカ S.R.ファタック著 ホメオパシー出版 2010年 
 

カンサリスはあまりメジャーなレメディーではありませんが、このレメディーは覚えやすいので、ぜひレメディーと仲良くなっていただきたくて、ご紹介することにしました。

 

レメディーの特徴を知るには、まず原物質がどんなものかを知ることが重要になると思います。カンサリスのレメディーは何からできているのか、ということを知ることから始めたいと思います。

 

このレメディーはエイピスのように虫を原料としています。スペインバエという虫だそうですが、画像を添付するのはやめておきますが、ご興味のある方は調べてみてくださいね。ピカピカ光っているそうですよ。私はさっきうっかりと調べていたら、本体の画像を見てしまい、少しブルーな気分になりました…。

 

このレメディーの特徴は焼けるようなヒリヒリする痛みに合うということです。この虫は毒の成分、カンタリジンを体内に蓄えていて、この昆虫を人間が摂取すると、カンタリジンが尿中に排泄される過程で、尿道の血管を拡張させて充血を起こすそうです。このヒリヒリした痛みが起こるとき、例えばやけどや膀胱炎などの痛みによく合うと言われています。それだけではなくて他の部位、例えばのどや痔の痛み、日焼けなどにも使うことができます。ヒリヒリしているときにはぜひ思い出してお取りになってみてくださいね。

 

ヒリヒリした痛みが強い時に合いますから、そういうときの精神状態を考えると、怒りが大きい時にも使えます。

 

また、このレメディーは膀胱など、泌尿器に適合するレメディーであることから、水分や尿のお困りごとにも合います。例えば、喉は乾くけれど、水を飲み込むことが難しいとき、また、尿が熱く感じられる、排尿をすることが難しい、排尿前後にヒリヒリとした痛みがある、などの症状にも使われることが多いです。

 

排尿や飲むことで悪化し、また、光るものを見ることでも悪化します。←これは虫がピカピカしていることと関連していますね。ホメオパシーの面白さってこういうところにあらわれると思います。

 

また、温かさや休息で好転する、と言われています。

 

いかがでしょうか?カンサリスはいわば職人肌のレメディーといいましょうか、守備範囲がきっちり決まっているレメディーなので、割と覚えやすく、また、使いやすいレメディーかと思います。膀胱炎ややけどなど、症状がひどい時には、自己判断をせず専門家の判断を仰ぐようにしてください。

 

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今日もお読みいただき、ありがとうございました。