みなさま、こんばんは。今日は5月最後の日ですね。明日から6月、年を取ると月日が経つのが早くなる、とは聞いていたのですが、最近ほんとにあっという間に時が過ぎてしまう気がします。同じ24時間のはずなのに、本当に不思議ですね。

 

今日はおすすめの飲み物をご紹介しようと思います。みなさまは樹液を飲んだことはありますか?

 

初めて樹液を飲んだのは、もう20年以上前になります。家族で行った北海道旅行でのことでした。もうどこだったか正確には覚えていませんが、多分サービスエリアみたいなところだったと思います。樹液が売っている!と、ローラ・インガルス・ワイルダーさんが書かれた「大草原の小さな家」シリーズが大好きだった私は、それが何の樹液かわからず、とりあえず買ってみることにしました。その時私がイメージしていたのは、サトウカエデの樹液、つまりメープルシロップの材料になるものです。ローラさんの本では、雪解け前のわずかな時間に、そのまま樹液を飲んだり、一年分のメープルシロップやメープルシュガーを作る場面が出てきて、それがとても素敵で、いつか飲んでみたいなあと思っていました。その樹液が飲める!と喜んで飲んでみたのですが、何かおかしい…。あんまり甘くないし、なんだか少し土臭い…?あれ、と思って売り場をよく見てみたら、それはサトウカエデの樹液ではなくて、白樺の樹液でした。その時はトイレ休憩も兼ねていて、あまり時間がなかったので、紙コップに入った樹液を一気飲みして、サトウカエデの樹液じゃなかった、というがっかり感と共に、バスに乗り込んだのを覚えています。

 

その後はとても大変でした。トイレに行ったにもかかわらず、バスに乗り込んですぐ、猛烈にまたトイレに行きたくなってしまったんです。北海道は広いですから、なかなか次の場所につかないのに、どんどん高まる尿意。当時大学生だったので、トイレに行きたいから、どこかでバスを停めてください!とお願いする勇気もなく、あとどれくらいで着くんだろうと冷や汗を流しながら、じっと耐えていたことを思い出します。もう絶対白樺の樹液なんて飲まない!と固く誓ったことは鮮明に覚えています。

 

ところがその後、白樺の樹液と思わぬ形で再会を果たします。何を調べていたのか定かではないのですが、白樺の樹液がとても体によい、というネットの記事を見て、お取り寄せすることにしてみました。アイヌの方が健康飲料としていたり、北欧・ロシア・中国・韓国の北方圏では千年も昔から飲まれていましたことを知ると、がぜん興味がわいてきたのです。個人的な意見ですが、「絶対○○しない!」と誓うほど、かえってご縁が深くなるような気がします…。何回、絶対という言葉に裏切られてきたことか。

 

久しぶりに飲んだ白樺の樹液の体にしみとおるような味、そして、飲んだ後の体が喜ぶような感覚に驚きました。ほとんど味はしないのですが、夫も気に入って、それから、春の味(白樺の樹液はサトウカエデと同じ、雪解けの早春の時期に採取されます。北海道の春は遅いので、4月中旬~5月上旬のみ出回るそうです。)として、我が家に欠かせない飲み物になりました。

 

早春の白樺の樹液は、開花、開葉に必要な養分をたっぷりと含んでいます。別名「生命の秘薬」や「森の看護師」とも呼ばれているそうです。必須アミノ酸を含む各種アミノ酸、糖類、たんぱく質、 リンゴ酸、 コハク酸、 クエン酸、ビタミンB6・B12、カリウム、カルシウム、 マグネシウム、 リン、 亜鉛、 マンガン、 ナトリウム、 鉄などのミネラルなど、豊富な栄養分を含んでいます。また、強力な抗酸化作用のあるSOD酵素が含まれており、SODが身体を酸化から守ってくれると言われています。今思えばですが、昔飲んだ白樺の樹液のお陰で、デトックスが進んで、トイレに行きたくなったのかもしれませんね。

 

また、白樺の樹液は皮膚に塗ってもよいそうで、化粧水になるとも言われています。

 

貴重なものなので、お値段はお安くはないのですが、とても疲れたときなどに、ご褒美として少しずついただきたいと思っています。

 

白樺花粉アレルギーがある方はアレルギー反応を起こす可能性があると言われていますので、アレルギーがある方は、摂取並びに塗布は避けてくださいね。

 

今日もお読みいただき、ありがとうございました。