みなさま、こんばんは。明日からゴールデンウィークですね。みなさまは何かご予定はありますか?我が家はもう子ども達も大きいので、家族みんなでどこかへ遊びに行く、ということはないのですが、ゆっくり過ごせたらいいな、と思っています。予定がある方もない方も、楽しい日々でありますように。


今日は「冷えとり整体12ヵ月 野村奈央著 メディアファクトリー 2012年」を読んでいたら、これはみなさまにもぜひご紹介したい、というものを見つけたので、手当てについてお話させていただこうと思います。

今日ご紹介したいのは、「呼吸」についてです。みなさまはどんな風に息を吐いたり吸ったりしていますか?今日ご紹介するのは丹田を意識した呼吸です。

 

私は高校生の時に合気道をしていたので、おへその下にある丹田というところを意識して動いたり、呼吸することを教わりました。気持ちが落ち着かないとき、眠れないときなどに無意識にしていることが、整体でも重要と知り、手軽にできるし、知っておくと役に立つと思うので、今日ご紹介することにしました。

 

それには、まず、丹田(たんでん)という言葉についてご説明しなければなりませんね。丹田、というのはおへその下約3センチくらいのお腹の奥にある場所のことを言います。ここに体内の気が集まると言われています。ここを意識して動いたり、呼吸することが重要とされています。

 

丹田呼吸をしていると、背骨を通じて全身に息が届き、体内のすみずみにまで酸素がいきわたり、気力が満ちてくる、と言われているそうです。また、丹田を意識して生活することで、腰とお腹を中心に治ろうとする力がどんどん出てくる、また、深い呼吸をすることで胸が開いて、呼吸器の働きも活発になり、心身が落ち着き元気が出てくるとのこと。最近お疲れ気味の方、ぜひお試しくださいね。

やり方は

①仰向けになり、両手をお腹に当ててリラックスする。ゆっくり数回呼吸して、肺がいっぱいになるまで息を吸い込む。その息を丹田に送り込むイメージをする。数秒そのままの姿勢を保つ。


②ゆっくりと鼻から息を吐きながら、お腹をへこませる。余裕がある方は、息を吐くときに軽く肛門を締めるようにしてください。そうすると、腰が自然と伸びて反ってきます。

 

③息を吐き終わったら、大きく全身にいきわたるように自然に息を吸って吐き、息を整える。

 

①~③を何度か繰り返してみてください。ポイントは、体に力を入れず、水に浮いてリラックスするようなイメージで行うことです。ご自分で体に力が入っているか分からなかったら(意外に思われるかもしれませんが、力を抜くことって難しい方もおられるんです。)一度、全身に思いっきり力を入れてみて、それから全部の力を抜いてみてください。そうすると余分な力が入っていたことがお分かりになるかと思います。

 

せわしない毎日を過ごしていると、呼吸も浅く、早くなりがちです。寝る前などに、意識的に呼吸を整えることで、酸素がすみずみまでいきわたるような感覚を得られますし、何より眠くなります。余計なことは考えずに、呼吸のリズムに集中して、試してみてくださいね。きっと効果を実感されることと思います。
 
今日もお読みいただき、ありがとうございました。