みなさま、こんばんは。今日の関東地方は晴れて、昼間は温かな日差しが嬉しい一日でした。私が白菜漬けのために白菜を干している隣で、愛犬N氏(プードル ♂ 7歳)はひなたぼっこを楽しんでいました。今日は二十四節気のひとつ、大寒でしたね。これから2月3日の節分までは、一年で一番寒い時期と言われています。次の立春を一年の始まりと考えると、一年最後の節気になりますね。この時期に仕込んだお酒やお醤油、お味噌などは冷たさで雑菌が繁殖しにくい上、低温で発酵がゆっくりと進み、深い味わいになるそうですし、寒さも悪くないのだなあと思いますね。

 

しかし、体は長く続いている寒さに、体が悲鳴をあげる時期でもあるかと思います。このブログでは寒さ対策は色々お伝えしてきましたが、今日も寒さが厳しい時にするとよい手当てなどについてご紹介しようと思います。

 

この間、仕事の忙しさと長く続いている寒さのせいか、夫が肩が痛い、と言い出しました。私は元アロマセラピストで、マッサージも得意ですから、触ってみると、問題は肩ではなくて首だということが分かりました。とりあえずラストックスのレメディーをあげて、ゆっくりとお風呂に入ってもらって、体を十分に温めた後(ちなみに首まで熱いお湯につかるのは、心臓や肺に負担がかかりやすいと言われていますので、注意が必要な時もあるようです。)凝っているところをマッサージして、鍼をさしました。寝るときに私の愛用しているコットンのマフラーを巻いてもらったのですが、次の日はだいぶ楽になった、と喜んでいました。マッサージは難しいという方、温める方がお好みであれば、こちらもおすすめです。

 

寒いと無意識のうちに首をすくめたり、肩に力が入っている方が多くなってしまいますから、普段からストレッチをしたり、首や肩を回したりと、運動することも大切です。あと、首を冷やさない、ということも大切かと思います。夫はコットンのマフラーが気に入ったらしく、気づいたら毎日寝るときに巻いているので、これはもうプレゼントすることにしました(愛犬N氏とお散歩に行くときに愛用していたのですが、新調するしかなさそうです…。)。コットンのマフラーでなくても、長くて薄いタオルなどでも代用はできると思います。私は寒い時に首を冷やしてしまうと、すぐ頭痛を起こすので、寒い時期はお気に入りのコットンのストールを巻いて寝ていますが、最近頭痛が起きにくくなっているので、毎日のケアって大切だなあと思います。

 

お腹が冷えて辛い、という方もおられるかと思います。特に生理前や生理中には辛いですよね。とはいっても、これには何も特別なものは必要なくて、ただ手を当てるだけなのですが、「手当て」という言葉は本当に手を当てるところからきているんだなあと実感できますよ。徐々に体がほぐれてくるのが分かるので、ぜひやってみてくださいね。こちらは「冷えとり整体12ヵ月 野村奈央著 メディアファクトリー 2012年」を参考にしています。

 

下腹部の手当て

①仰向けに寝て、下腹部の自然に手の行くところに手を当てる。

②ゆっくりと深く呼吸する。手に集中してお腹から腰まで呼吸が届くまで行う。

 

この手当は月経後に行うのもおすすめだそうです。残ってしまった経血をきれいに排泄する働きもあるのだとか。また、月経後に行うと、子宮筋腫や卵巣のう腫の予防にもなるそうなので、ぜひやってみてくださいね。

 

また、仙骨(腰の中心にある、三角形の骨)に同じように手を当てて温めるのもよいそうです。骨盤の中心にある仙骨は女性の体の中でも大事な部分であり、体が冷えていると仙骨の動きも悪くなってしまったり、冷えやすくなってしまうそうです。

 

仙骨の手当て

①背筋を伸ばして正坐する(正坐の仕方はこちらにありますので、ご興味のある方はどうぞ。)。

②仙骨の辺りに両手を当て、手のひらに意識を集中して手当てする。

 

正坐がお辛い方は、うつ伏せになって行ってもよいそうです。気持ちがよくて、そのまま寝てしまいそうですね。

 

誰かにマッサージしてもらう、自分で手を当てる、両方とも手を当てることは同じですね。治りますように、と気持ちを込めて手を当てること、また、体を温めること、シンプルですが、とても大事なことだと思います。自分の体がどうなっているのかを知ること、そして、いち早く手当てをすることで、不調を避けることもできるのであれば、これほど心強いことはないですね。凝っているところをもみほぐすマッサージや鍼ももちろん素晴らしいですが、道具も知識も必要なくて、ただ手を当てて、よくなりますようにと祈ること、そうすると体が応えてくれるということを実感していただきたいです。ぜひやってみてくださいね。

 

今日もお読みいただき、ありがとうございました。