みなさま、こんばんは。今日も前回に引き続き、12種類ある生命組織塩(Tissue salt 本来であれば英語読みであればティシューソルトと呼ぶと思うのですが、ティッシュソルトとして有名なミネラルを原料としたレメディー達です。バイタルキットに入っています。)をひとつずつご紹介していきたいと思います。

 

12種類の生命組織塩には番号がついていますので、その番号順にご紹介をしていきたいと思います。生命組織塩のことが書かれている本は割とたくさんあって、この資料をまとめるのに私が参考にしたのは、以下の4冊です。

 

・バイタル・エレメント 由井寅子著 ホメオパシー出版 2001年

・生命組織塩でバランスを取る ザビーネ・ヴァッカー著 熊坂春樹訳 ホメオパシー出版 2009年

・シュスラー博士の組織塩療法 トーマス&ズザーナ・ニーダン=ファイヒティンガー著 福原美穂子訳 ガイアブックス 2009年

・シュスラー博士の顔診断 ペーター・エムリヒ著 熊坂春樹訳 ホメオパシー出版 2010年

 

今日ご紹介するのはリン酸マグネシウムです。これはバイタルキットの8番のレメディーです。希釈度は異なりますが、同じ物質から作られたレメディーが基本キットにもあります。こちらは25番のレメディーです。このレメディーも生命組織塩と同じように、腹痛など様々な痛みやけいれん、こむら返りに使われることが多いです。

 

この生命組織塩は筋肉や神経、血液の細胞に見られます。この組織塩は神経や筋肉の興奮を和らげる働きがあると言われています。

 

症状としては、こむら返りや筋肉のけいれん、頭痛や月経痛、腹痛などの痛み、神経の興奮状態や不安、けいれん性の咳、便秘や下痢、電磁波の影響、テレビやスマホ、パソコン、ゲームなどのやりすぎで起こる集中力不足、睡眠障害などに使われます。この生命組織塩は神経疲労にもよいと言われています。神経疲労にはリン酸カリウム(詳細はこちら)もよく使われますが、こちらは精神的な疲労に使い、今日ご紹介しているリン酸マグネシウムは、身体的な疲労と精神的な疲労のふたつが重なっている時に使うとよいと言われています。

 

この生命組織塩が必要な方は、チョコレートが大好きな方が多いと言われています。詳細はこちらをご覧ください。パソコンやスマホの使い過ぎは、リン酸マグネシウムを消費すると言われています。チョコレートを減らしたい方、デジタル機器との付き合い方を一度見直していただく必要があるかもしれません。

 

この生命組織塩はすぐに作用が現れると言われていますので、痛みがあるときなどにはぜひお試しいただきたいです。おすすめの取り方は、12Xのものを1日3回、1粒ずつ(例えば食前などにお取りいただくと、忘れずに続けることができると思います。)お取りいただくという方法です。生命組織塩は約30粒入りで540円(税別)、約100粒入りで1,300円(税別)です。1日3粒だとだいたい1か月で大ビンがなくなるくらいです。3粒は続けるのが難しいという方は、1粒でもよいとも言われていますので、ご自分に合った形ですすめてくださいね。本当は多めに取るのがよいそうなので、どうしても改善したい!という方は最初は1粒から始めて、3粒お取りになる方がよいかと思います。

 

また、急な痛みには独特な飲み方をすることで対応できると言われています。この生命組織塩を10粒(お子さまは5粒)、熱いお湯に溶かして、一口ずつゆっくり飲むという方法も知られていますので、痛みでお困りの方はぜひお試しください。

 

生命組織塩は該当するミネラルの吸収を促進するものなので、特にマグネシウムを多めにした食生活にも気をつけていただきたいです。ミネラルと言えばカルシウム不足を心配される方が多いかと思いますが、実はマグネシウムもとても重要なミネラルで、不足しやすいもののひとつです。マグネシウムが豊富な食品は、アーモンドをはじめとする種実類、魚介類、海藻類、野菜類(これからの季節はホウレンソウがおすすめ)、豆類(大豆製品)などに多く含まれています。私たち日本人は玄米など未精製の穀物や大豆製品からマグネシウムを取ってきましたが、今は玄米を食べる人も少なくなってきていますから、意識して取るように心がけたいですね。

 

今日もお読みいただき、ありがとうございました。