みなさま、こんばんは。今日も関東地方は暑かったですが、天気予報によると、週半ばからぐっと秋めくそうです。そろそろ冬支度を始めようかな、と思っています。今度の火曜日(10月4日)は、旧暦の九月九日、重陽の節句ですので、先月しそびれてしまった方は二度目のチャンスですね。私も改めて菊を飾ろうと思っています。

 

今日はホメオパシーとは少し違ったお話をしたいと思います。暮らし方、というか、私がずっとしたかったことのお話です。

 

今はあまり旅に出ることはありませんが、少し前まで、私は色々な神社仏閣を巡るのが好きで、よく一人旅をしていました。子ども達の学校に差しさわりのない時期に泊まりに行ったり、関東であれば日帰りで色々な神社やお寺にお参りしていました。

 

色々なところに行ったお陰で、たくさんの大好きな場所を見つけ、清々しい雰囲気にリフレッシュしたり、パワーをいただいて帰ってきて、そして、好きな場所に共通することもだんだんと分かってきました。旅に出ているときには気持ちもすっきりしていたのに、家に帰ってくると、なんだかどんよりしてしまうことにも気づきました。←これは私のいない間たまった家事を、帰ってきて一気にすることでそうなっているのかも、とも思いますが。

 

そして思ったのです。自宅を大好きな場所のように、いるだけで癒される空間にしたい、と。

 

日々の忙しさに紛れて、そんな夢も忘れかけていた時、チャンスが訪れました。上の階に住む方の漏水事故により、大規模なリフォームをしなくてはいけなくなったからです。壁紙を貼り替えるため、リビングとキッチンの全ての物を移動してほしい、と業者の方に言われて、途方に暮れたのですが、そうしないと工事ができないということで、重い腰をあげて取り組むことになりました。

 

リビングとキッチンのものをどこかへ置くためには場所を作らなくてはいけないし、移動する荷物も最小限にしなくてはいけないということが分かり、まずはいらないものの処分から始めました。必要な時にないと困るから、と買った大量の文房具、幼稚園時代からの子ども達の作品や賞状、自宅で仕事をするようになった夫や家族が必要な大量のコピー用紙、子ども用の食器(こういうのってすごく丈夫だから、他のお皿は割れてしまっても、長く残っていますよね。)などなど、家族全員でいるものといらないものを分けていきました。子どもの作品も夫がデータ化してくれたので、だいぶ処分できました。こういうのって親の方が取っておきたがるのですが、子どもは案外捨てていいよ~と、気にしないものですね。

 

好きで集めたもの、自然と集まってしまったものでも、時間が経てば必要なくなったり、ものの管理がうまくないせいで、ストックが大量にあったりということが分かりました。全ての物を移動することはできないので、もういらなくなったものは処分して、だいぶ荷物を減らすことができました。とりあえず必要だと思ったものを段ボールに入れて、他の部屋に移しました。

 

工事が終わった後、きれいになった部屋にものを戻すときに、こんなにきれいになったのに、いらないものを置きたくない、という気持ちが湧いてきました。荷物を相当減らしたはずだったのに、もう少しきれいにしたい!という気持ちが湧いてきて、結局リビングはテレビとテレビ台を手放すことにしたり、他の部屋を見直すことにしました。


必要だと思っていたものの中に不要なものがどれだけあったのか、やってみると驚くほどの不用品が出てきました。この部屋に住み始めてもう20年近く経つのに、その間一度も見直していない収納があったので、今の私たちに合ったものだけ残して、あとは潔く処分を進めています。ものが減ったおかげで、収納グッズも減り、段々と過ごしやすくなってきました。それでも私の勉強したいと思っていた資料は処分できていないのですが、少しずつ紙を減らしていこうと思っています。

 

物を減らす方法は色々あると思うのですが、私が参考にしているのは、井田典子さんの提唱していらっしゃる「だ・わ・へ・し」という方法です。本も色々出ていますし、動画もありますので、ご興味のある方はぜひ見てみてくださいね。

 

簡単に説明すると

 

だ そこに入っている物を全部出す

わ 分類する(分ける)

へ 必要のないものを減らす

し しまう

 

の4ステップです。これをするときには一度ものすごく散らかりますが、終わった後にはだいぶすっきりしています。

 

家族のものは勝手に捨てるとトラブルのもとになるので、ご家族と一緒にされることをおすすめします。本当は一気にした方がスッキリするとは思いますが、なかなか難しい方はぜひ引き出し一つからでもやってみて下さいね。身軽になるって素晴らしいし、個人差はあると思いますが、私は自分の管理できるものって意外に少ないということに気づくことができました。

 

今日もお読みいただき、ありがとうございました。次回はものを減らしたその後のことについてお伝えできればと思います。