みなさま、こんばんは。今日も前回に引き続き、あまり知られてはいないけれど、みなさまのお役に立てるマザーティンクチャーをご紹介していきたいと思います。

 

マザーティンクチャーは、様々な薬効を持つハーブをアルコールに漬けたものです。ホメオパシーのレメディーが体に害を及ぼす植物から作られることが多い(だからこそレメディーは薄めて作られ、人に害を及ぼさない形で摂取することができます。)ことから考えると、全く対照的な存在ではありますが、マザーティンクチャーは特に臓器や器官を元気にしてくれる、ありがたい存在です。

 

この情報は「ハーブ・マザーティンクチャー 由井寅子 ホメオパシー出版 2013年」を参考にしています。

 

今日ご紹介するのは、ヨモギのマザーティンクチャーです。学名はArtemisia indica var. maximowicziiで、キク科ヨモギ属の植物です。学名のArtemisiaはギリシャ神話のアルテミスからきていると言われています。アルテミスは純潔の神、月の女神、女性の健康の守護神とも言われていて、この植物が月経や分娩、婦人科系の疾患によく使われてきたことを示しています。

 

ヨモギの葉の裏には、白い毛が生えていますが、その毛を集めたものがお灸の材料になったり、若葉をお餅に混ぜた草餅は、これからの季節の楽しみでもありますね。その他、葉を天ぷらにしたり、パンに入れたりと春の恵みを楽しんできた、なじみ深い植物でもあります。葉にはビタミンA、B1、B2、C、カルシウム、鉄、クロロフィルが多く含まれています。

 

マザーティンクチャーの名前は、MT)アートメジア Φで、20ml入りの小は1,400円、100ml入りの大は2,500円(どちらも税別)です。画像は100ml入りの大を貼っておきますね。

 


ヨモギのマザーティンクチャーは血液、子宮や卵巣の女性生殖器、胃、胆のう、大腸、神経に親和性があり、血をきれいにしたり、貧血、婦人科系の疾患(月経痛、月経不順、不妊症、更年期障害など)、冷え性、冷えからくる肩こりや腹痛、胃炎や消化不良、食欲不振、胸やけなどの胃腸の問題によいと言われています。ちなみに今日のブログの題の「血の道症」というのは、月経や妊娠、出産、産後、更年期など女性ホルモンの変動に伴って現れる精神不安や苛立ちなどの精神神経症状および身体症状のことを言うそうです。女性の味方と言えるほど、色々なお困りごとを助けてくれる、頼もしい存在ですね。

 

おすすめの飲み方ですが、500mlのペットボトルにマザーティンクチャーを10~20滴を入れて、その水を一日かけてこまめに飲む、ということがよいかと思います。たまに、ペットボトルの底を手のひらでたたいたり、ペットボトルを振ったりするとエネルギーが活性化されるとも言われていますので、振りながら飲まれるのもよいかと思います。その日のうちに飲み切って、次の日はまた新しいものを作って飲んでくださいね。

 

※マザーティンクチャーは原材料にアルコールが含まれています。お子様、アルコールに対してアレルギーのある方はお飲みになれませんので、ご注意ください。

 

マザーティンクチャーをお飲みになれない方は、ヨモギ茶やヨモギをお召し上がりになる(摘んだ葉をゆでてあく抜きしたものを冷凍保存すると、長持ちするそうです。)ことで、また、お灸という手段でもヨモギの恩恵を受けることができると思いますので、そちらをお試しいただければと思います。

 

今日もお読みいただき、ありがとうございました。