みなさま、こんばんは。今日は1月30日ですね。あっという間に一月が終わってしまうのかと思って、なんだか呆然としてしまいます。二月もきっとあっという間に過ぎて行っちゃうんだろうなと少し焦っていますが、できることを少しずつやっていければと思っています。受験生を持つご家族の皆さん、体に気をつけてくださいね。みなさまが無事受験を終われるよう、心から祈っています。

 

今日はホメオパシーのレメディーの使い分けについてお伝えしようと思っています。ホメオパシーのレメディーはただでさえたくさん種類があるというのに、希釈度が違うとどうなるのかをお伝えしていませんでした。今日の内容はレメディーを使い慣れているかたやキットを複数お持ちのかた向けかと思うのですが、できるだけみなさまにご理解いただけるよう、頑張ります。

 

レメディーを購入するときには、レメディーの名前と、希釈度、この2つを明らかにする必要があります。同じ原料から作られるレメディーでも、希釈度の違いで、12X、6C、30C、200C、1M、10M、MMなど、たくさんの種類があります。こんなに種類があると、どれを選べばよいか迷ってしまいますね。今日は主にキットに入っているレメディーの希釈度についてお話したいと思っていますので、申し訳ないのですが1M、10M、MMのレメディーは取り上げないことにします。すみません。

 

実は希釈度によってレメディーが作用する分野が違うと言われているんです。

 

原則は、低希釈のレメディーは体に作用して、高希釈のレメディーは心や魂、病気のエネルギーに作用する、ということを覚えておかれるとよいと思います。

 

レメディーやマザーティンクチャーを希釈されていない順番通りに並べると

 

マザーティンクチャー(希釈していない)

      ↓

バイタルキットのレメディー(12X)

      ↓

基本キット・マイクロキット・スピリットウォーターキットのレメディー(30C)

      ↓

キッズキット・バースキット・YOBOキットのレメディー(200C)

となります。

 

マザーティンクチャーとバイタルキットは主に体、器官や臓器のトラブルに使うことが多いです。

 

30Cのレメディー、つまり基本キット・マイクロキット・スピリットウォーターキットのレメディーは体の症状に使うことが多いです。

 

200Cのレメディー、キッズキット・バースキット・YOBOキットのレメディーは心や魂の症状、病気のエネルギーに対して使うことが多いです。病気の症状が出ているとき、お産の時やお子さんの場合はエネルギーが強いので、バースキットやキッズキットは希釈度の高いレメディーが入っています。感染症対策のYOBOキットも病気のエネルギーに作用させるため、希釈度が高めになっています。

 

※この3つの違いは大まかなもので、絶対にこうしなければいけない、というものではありません。希釈度にこだわりすぎることなく、お手元にあるレメディーをお使いくださいね。

 

これだけでは違いが分かりにくいと思いますので、様々な希釈度のレメディーやマザーティンクチャーもある、カレンデュラ(Calen.)で使い分けの実用例をご紹介しますね。

 

カレンデュラのマザーティンクチャーは、ケガをしたとき、組織の損傷が起きているときに使うことが多いです。ケガをしたところをカレンデュラのマザーティンクチャーを薄めたもの(アルコールが多く含まれるので、薄めないとしみて痛いです)で拭いたり、また、やけどや傷にカレンデュラのマザーティンクチャーが入っている、Cクリーム(詳細はこちら)を使うことも多いですね。飲む方もいらっしゃいますが、ケガの場合はその部位に塗るという使い方をよくします。

 

カレンデュラ30Cは体の症状、体の傷があるとき、冷えがあるときに、部位に塗るのではなく、飲むことで症状の改善を図ります。

 

カレンデュラ200Cは、心や魂の症状、病気のエネルギーに使用することが多いです。いつも傷の治りが遅い、湿った寒い日に風邪を引きやすい、感情的に傷つきやすい、トラウマを乗り越えることができない、人と共感できずに他人を傷つけるようなことを言ってしまう、などの症状に合います。

 

バイタルキットに入っているレメディーはティッシュソルトと呼ばれ、ミネラル(鉱物)を原料にしているため、このキットには植物のカレンデュラの12Xのレメディーは入っていません。このキットには、人体を構成するミネラルや、日常生活で不足や過剰になりやすいミネラルを低濃度に希釈したものが入っています。ティッシュソルトと呼ぶように、普通のレメディーと少し違ったものという認識がある方もおられます。詳細についてはこちらをご覧いただければと思います。こちらもマザーティンクチャーと同じで、器官や臓器に作用させるために使うことが多いです。ミネラル不足や過剰のバランスを取ったりするのにもよく使います。

 

こうは書きましたが、もちろんすべての希釈度のレメディーを用意するのは現実的ではありませんし、希釈度が違ったとしても、他の分野にも働きかけますので、ホメオパシーで対処したいときにはマザーティンクチャーでも、どんな希釈度のレメディーでも構わないので、当てはまるものをとっていただきたいです。カレンデュラが必要な時に手元に30Cしかなかったら、上の例に挙げたどんな症状にもお使いいただいて大丈夫です。

 

色々なキットのレメディーをお持ちで、30Cのレメディーも200Cのレメディーもあってどちらを使うか迷うというときには、上の原則にしたがって選んでいただけるとよいと思います。

 

キットを複数お持ちの方は、なぜ同じレメディーが色々なキットに入っているのか、違いが分かりづらいという方がおられるので、今回はその説明になればと思い、違いについてご紹介することにしました。今日もお読みいただき、ありがとうございました。