こんばんは。今日も受験生というよりは周りの方に考えていただきたい問題、「何を、どんな風に食べればいいか」についてお話ししようと思います。浪人生の時上京し、一人で大学受験に臨んだ友人がいましたが、何もかも自分一人で頑張らなければいけなかったせいか、思ったような結果にならなかったということを聞いたことがあります。受験の時にはストレスであまり食べられなかったそうで、お母様が、一人にさせずにもっとちゃんと気を配っていればよかった、とずっとずっと気に病んでいるそうです。食生活が合否を決めるわけではありませんが、大事な要因になることは確かです。私たちは何か食べないと生きていけない存在です。だからこそ、家族が手を差し伸べられる数少ないこととして、食事について今回取り上げることにしました。

 

「免疫力を上げるには、○○がいいらしい」とか「脳の機能を上げるには○○を食べるといい」、「ゲン担ぎのためにカツを食べよう!」とか色々情報があって、迷ってしまわれる方も多いと思います。結論から申し上げますと、「何をどれくらい食べればよいかは人それぞれ違う」ということです。←なにこの身も蓋もない結論…。今日はこれでおしまい、短かったな~、という訳にもいかないので、詳しくご説明したいと思います。

 

人の性格がそれぞれ違うように、好きな食べ物、その方に合った食べ物は違います。ですから、テレビやネットで良いと言われている食べ物が、本当にあなたやご家族に合うかどうかは、誰にも分らないのです。

 

例えば、免疫力を上げると言われているヨーグルトって何種類もあって、人気ですよね。受験期には特に売れると聞いています。でも、乳糖不耐症(乳糖を分解する酵素である、ラクターゼ不足により、乳糖を十分に消化・吸収することができずに、下痢などの症状が出る症状のこと。アジア人の多くが当てはまると言われています。)の方が毎日毎日取り続けたら、それは体に良いということになるのでしょうか?乳糖不耐症はヨーグルトであれば症状は出にくい、と言われていますが、下痢を引き起こす方もいるようです。お腹が痛くてトイレに行きたいと思いながら試験を受けるなんて、想像しただけでも冷や汗が出てきますね。しかも、一回退出したら、もう一度入れないことも多いですし…。誰かがよいと言っていることが、そのままあなたやあなたのご家族に当てはまるとは限りません。体と相談して、結論はあなたご自身で出しましょう。お子さんでしたら、注意深く観察して、体に合わないようなら、どうしてもそれを食べる必要はないのですから、違うものを用意してあげてください。免疫力をあげる食べ物なんて、ほかにたくさんありますから。

 

今の季節おすすめの食べ物と言えば、お鍋なんか野菜もたくさんとれるし、体が温まるからよいですね。味だって、シンプルにお出汁でもいいし、味噌を入れてもいいし、カレー鍋、キムチ鍋などなど、色々な味がありますから、飽きないと思います。豪華にするなら、海鮮しゃぶしゃぶなんかおいしいですよね。鍋は用意するのも簡単ですから、お忙しい中でもバランスの取れた食事ができると思います。お弁当だと難しいですけど…。

 

カツはもたれるからよくないという方もいるかもしれませんが、どうしても食べたくて、それで元気になるのでしたら、おいしく食べればいいと思います。頭でこれは○○に良い、とか考えるよりも、体、特にお腹に聞いてみましょう。

 

お子さんが試験を受けるのであれば、小さいころから見守ってきたご家族なら、好きなもの、これを食べると体調がよくなる食べ物を選ぶのはそれほど難しくないと思います。というか、ご家族だからこそ分かることってあると思います。○○がよい、という情報より、何を食べると喜ぶかを知っている方がずっとずっと価値があります。息子はお出汁のきいたものが好きなので、茶わん蒸しとか、お吸い物とかをよく作りましたし、娘は鶏肉が好きなので、鳥団子のつみれ鍋、あと甘すぎるお菓子が苦手なので、手作りのパウンドケーキ(すりおろした人参をたっぷり入れたケーキは好評でした)などをよく作りました。実はかつおぶしには、“幸せホルモン”とも呼ばれるセロトニンを増やす「トリプトファン」、セロトニンの合成に欠かせない「ビタミンB6」「ナイアシン」などが豊富に含まれるそうです。お出汁を飲むとほっとするのって、そういう理由があったのか、と後で分かりましたが、体はそれを知っているんですね。人参だって、免疫力を上げると言われていますし、体が欲しがっている食べ物には、その人に必要な栄養が入っていることが多いと思います。

 

緊張で食べられない方もいると思います。何か食べなければいけない、と自分を追い込むより、何であれば食べられそうか、と考えてほしいです。どうしても食べられないのであれば、スープやゼリー飲料だって立派な食事です。できれば誰かが作ってくれた温かいものを食べて、ほっとして心を緩めて、それから頑張れるといいですね。今はレトルト食品や冷凍食品でも美味しいものはありますし、お一人の場合は、そういうものを活用していただければと思います。不安が強い時には前回ご紹介したフラワーエッセンスをお試しいただくのもよいと思います。詳細はこちらをご覧ください。

 

それから、これがもしかしたら一番重要かもしれません。食べるときは楽しく食べましょう!怒られながら食べるのは最悪です。これだけは絶対に絶対に守るようにしてくださいね。みなさまの中にも怒られながら食事をしたことのある方、いらっしゃると思います。味も何も分からず、ただ栄養のためだけに食べるというのと、みんなでニコニコしながら、美味しいねえと言い合って食べるのだったら、あなたはどちらを選びますか?せめて楽しい雰囲気を作って、リラックスさせてあげましょう。たとえ体力がある高校生でも、オンとオフを使い分けるのは大切です。勉強しながら食べるより、食べ物を味わって食べてくださいね。

 

ホメオパスなので、食生活だけではなく、最後におすすめレメディーもご紹介しますね。腸内細菌のサポート(詳細はこちら)、脾臓のサポート(詳細はこちら)などがよいと思います。特に脾臓サポートは先のことが不安な方に合いますから、季節の変わり目と言わず、この時期にもお取りいただければと思います。

 

今日もお読みいただき、ありがとうございました。