こんばんは。昨日から土用が始まりました。土用になったとたんに寒くなって、衣替えをしたり、冬の準備をしたりで慌ただしい日々を送られている方も多いと思います。今は季節の変わり目なので、どうか無理なさらないでくださいね。

 

今日はバイタルキットについてご説明させていただきます。バイタルキットはミネラル、鉱物のみが入っているキットです。こちらはセットでは13,000円(税抜)、単品は540円(税抜)です。このキットは、いわば「ホメオパシー版サプリメント」として、お使いいただくものです。このキットのレメディーの素晴らしいところは、体内のミネラルが不足しているなら吸収を高め、多すぎるようなら排泄を促してくれるところです。体内のミネラル量の調整をしてくれるのです。

 

ホメオパシー版サプリメントと言っても、それぞれのレメディーの中には、ミネラルがあまり含まれていません。ミネラル補給は、食べ物から行ってください。ミネラルが豊富に含まれている食べ物とレメディーの2つを一緒にお取りください。

 

このキットに入っているレメディーのほとんどは、これまでご紹介してきたキットのレメディーと薄め方が違っています。バイタルキットのレメディーは12Xというポーテンシー(希釈度)のものが多いです。ほかのキットは30Cとか200Cとか、C、つまり100倍希釈を基準として、それを何回行うか、という作り方をしています。レメディーの作り方はキッズキットのところでお話ししておりますので、ご興味のある方はこちらをご覧ください。

 

バイタルキットの多くのレメディーの希釈度である、12Xというのは、「10倍に薄めて叩くことを12回行った」ということです。Xというのはローマ数字で10のことですね。10倍に薄めて叩く、をXで表現しているので、それを12回行った、ということを表しているんです。これは例えば、キッズキットのレメディーが100倍に薄めてその都度叩く、ということを200回!も続けているより、薄める濃度も回数も、だいぶ少ないということがお分かりいただけると思います。体を構成するミネラルから作られるものをティッシュソルト(Tissue salt 生命組織塩)と呼び、一般のレメディーとは区別して使う方もおられます。それは、この生命組織塩のレメディーだけで一つの体系ができていて、この12のミネラルを過不足なく体に入れることで病気が治る、という考え方があるからです。

 

バイタルキットの1~12までのレメディーはドイツのヴィルヘルム・シュスラー博士(1821~1898)によって開発されたものです。はじめは開業医として、ホメオパシーの普及に貢献してきましたが、もっと簡単な方法に扱える療法を探し始めました。(フラワーエッセンスの父、エドワード・バッチ博士にしても、シュスラー博士にしても、ホメオパシーってそんなに面倒なのかな…。書いていて、少し凹みます。ホメオパシーは難しいけど面白いよ!)シュスラー博士は何のミネラルがどんな臓器や器官にあるかを調べ、健康であるためには12個のミネラルが必要である、ということを発見します。

 

鉄分不足による貧血で、鉄剤をお飲みになられた方もおられると思いますが、副作用として胃を痛めたり、便秘になったりという副作用で続けるのも大変だったという方も多いようですね。シュスラー博士によると、現在鉄剤の原料となっているフマル酸第一鉄、硫酸鉄 クエン酸第一鉄ナトリウム、溶性ピロリン酸第二鉄などよりも、体内で存在する「リン化鉄(Ferr-p. これは希釈度は違いますが、基本キットにも入っています。)」を、物質そのものではなく、レメディーのように薄めて取った方がよいとのことです。実際、シュスラー塩(ティッシュソルト)を専門に研究されている方の本には、このレメディーで貧血が改善した、という記述もありました。(「生命組織塩でバランスをとる」 ザビーネ・ヴァッカー著 熊坂春樹訳 ホメオパシー出版 2009年 より。この本は、シュスラー塩について詳しく書いてあります。大変面白いので、ご興味のある方はぜひご一読ください。)

 

シュスラー塩について書きたいことがありすぎて、また長くなってしまいました。バイタルキットについての説明に戻りますね。

 

1~12は先ほど申し上げましたが、シュスラー塩ともいう、臓器や器官を構成するレメディーが入っています。この中には、最近話題のシリカも入っています。12種類全部が入っているレメディーをバイタルソルトと呼び、市販されています。バイタルソルトは液体の臓器サポートである、MT)サポートφ○○というレメディーのほとんど全てに入っています。

 

13~24のレメディーは、シュスラー博士以降に発見された、重要なミネラルが入っています。12種のレメディーがすべて入ったものは、アクティブソルトという名前で市販されています。

 

25~36のレメディーには、微量必須元素や日本人が過剰に体内に取り入れてしまっている重金属のレメディーが入っています。こちらの12種をすべて合わせたものは、アクティブエレメントとして売られています。

 

ミネラルバランスを整えたいけれど、自分に必要なミネラルが分からないという方は、先ほどからご紹介している、12種類の全てを混ぜたレメディー(バイタルソルト・アクティブソルト・アクティブエレメント)のセットをお取りいただくとよいかもしれません。ミネラルセットとして市販されています。この3本を飲めばいいので、ミネラルセットの方がお手軽かと思います。それぞれ約30粒入りのプチミネラルセットは2,040円(税抜)、約100粒入りのミネラルセットは4,500円(税抜)です。ゆるほめを目指す方は、まずはこちらを飲んでいただいて、体の調子がどう変わるか、実感していただきたいです。3本あるので、朝・昼・夜など時間を置いて、1粒ずつ飲んでいただくのがよいと思います。

 

自分の不足しているミネラルを知りたい!という方は、キットと参考書をお買い求めいただいて、一種類ずつ飲んでいただくと、違いがお分かりになると思います。←結構ハードル高いですね…。

 

バイタルキットの参考書は「バイタル・エレメント(由井寅子 ホメオパシー出版 2001年)」です。こちらの本は少し難しいのですが、ミネラルがどの臓器に多いか、体の中でミネラルがどうはたらくか、それぞれのレメディーの特徴、使い方などが詳しく載っていて、とても勉強になります。

 

こちらも併せてご覧ください。

 

今日はキットの説明と言っておきながら、ミネラルセット一押し!みたいな内容になってしまいました。そういうつもりじゃなかったんですけどね…。でも、ミネラルセットの方が安くてお手軽ですから、まずこちらからお試しいただきたいです。

 

今日もお読みいただき、ありがとうございました。