こんばんは。今日は「こんな時にはこのレメディー」、第二回目として、けがをしたときのホメオパシー的対処と、湿潤療法についてご紹介させていただきます。

 

今回はケガをしてしまったとき、特に出血がある場合(開いた傷)の場合についてお話をさせていただきますね。内出血、いわゆるアザの場合はまた少し対処が違いますので、次回以降にご紹介していきたいと思っています。

 

まずケガをしてしまったら、一番最初に取っていただきたいのは、昨日ご紹介したアコナイト(Acon.)です。詳しいことをお知りになりたい方はこちらをご覧ください。

 

心が落ち着いたら、血が止まらなければ止血を、傷口が汚れていたら、きれいな水で洗い流してください。石鹸は使わないでください。

 

その次にしていただきたいのが、ラップや、水分をとどめる効果のあるハイドロコロイド素材を使った医療用の保護パッド(キ〇パワー〇ッドなどが有名ですが、大きさや価格、様々なものがありますので、傷の大きさに合ったものをお選びください。)を傷口に貼ることです。消毒やガーゼは使用せず、傷が治るのに必要な細胞を増やしたり、活発に働くようにしたりする役割がある浸出液で覆うことにより、痛みも少なく、かさぶたもできずに早く治ります。

 

できれば、ラップや保護パッドは毎日(夏場であれば一日2~3回)交換し、はがしたときに水で周りの皮膚を洗い流してください。

 

この手当は湿潤療法と呼ばれています。私はCHhomで高野先生(豊受クリニックのドクターをされています。)に教わり、それ以来、傷の手当はこの方法+レメディーを取ることで乗り切っています。

 

ガーゼや消毒薬を使っていた時と比べ、痛みも少なく、早く治るので、ぜひお試しください。私が子供のころなんて、傷口にオキシドールを塗られて、ものすごい痛い思いをした挙句、ガーゼを貼られて、乾いたらそれをはがすのもまた痛くて…。今もまだ傷が残っています。

 

ちなみに、この湿潤療法はやけどや靴ずれの時にも使えますので、覚えておくと重宝すると思います。特に靴ずれの時は傷跡が残らないので、とてもありがたいです。

 

※動物にかまれた傷、深い刺し傷、止血ができない、しびれや痛みがある、一週間たっても傷がふさがらない、ジュクジュクした侵出液が多い、壊死した組織があるときは、病院に行って診断を受けてください。糖尿病や動脈疾患を持つ方は、潰瘍や壊疽の危険があるため、注意が必要とのことです。

 

すみません。レメディーのことをお伝えするのが遅くなりました。

 

ケガの時によく使うレメディーはカレンデュラ(Calen.)、アーニカ(Arn.)、ハイペリカム(Hyper.)、パイロジェン(Pyrog.)などです。

大したケガではないとき、私は湿潤療法を使わずに、レメディーだけで対処しています。だって保護パッドはお高いですからね…。

カレンデュラ(Calen.) キンセンカ

すべての体・心の傷に。傷に対するNo.1レメディー。あらゆる傷、手術後、抜歯後、産後に。

 

アーニカ(Arn.) ウサギギク

事故やケガ、出血、うっ血のNo.1レメディー。筋肉痛、打ち身、打撲、脳しんとうに。

 

ハイペリカム(Hyper.) オトギリソウ

神経に達するケガや事故。ドアに手を挟んだ時、手術や抜歯で神経を切った時、頭のケガ、お尻(尾骨)を打った時にも。

 

パイロジェン(Pyrog.) 

ホメオパシー版抗生物質、消毒剤、殺菌剤とも呼ばれる。傷口が膿みやすい人に。炎症を起こしたときに。

 

これらすべてのレメディーを取る必要はありません。状況に応じて、必要なレメディーをお選びください。分量は、大人の方でも小さなお子様であっても、1粒ずつで大丈夫です。レメディーは4種類を一度に取っても構いません。ちなみに、カレンデュラとアーニカは基本キット・バースキット・マイクロキットに、ハイペリカムは基本キット・バースキット・YOBOキット、マイクロキットに、パイロジェンはキッズキットに含まれています。

 

こちらもぜひご覧ください。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございました。