初めてレメディーをお取りになる方にぜひ知っておいていただきたいことがあります。

 

ホメオパシーは、「体や心に溜まった不必要なものを外に出すことで、健康になる」という考えがあります。そのため、レメディーをお取りになると、体や心が不要なものがあると判断し、排泄が始まることがあります。

 

これを「好転反応」と呼びますが、どんな症状が出るのか、どのくらい続くのかは個人差があります。主な症状の例としては、発熱、嘔吐、下痢、咳、鼻水、下痢、湿疹などです。また、感情面での排出も起こりえます。

 

残念ながら、それを事前に正確に予測することは非常に難しく、どのレメディーが排泄の引き金になるのかも個人差があります。また、レメディーを取ったから必ず好転反応が起きるということでもありません。いつもと同じように、尿や便、汗で排泄されて、特に変わった症状が出ない方もおられます。

 

レメディーを取った後に好転反応が起きるかもしれない、ということをあらかじめお分かりになった上で、お取りになることをおすすめいたします。

 

好転反応はただ不快な症状が出て終わる訳ではなく、乗り越えた後はより元気になっているというのが実感として分かるからこそ、ホメオパシーの父、サミュエル・ハーネマンがホメオパシーを体系づけてから200年もの長い間、この不思議な療法は国を超えて人々に愛されてきました。確かに症状が出ている間は辛いです。ですが、ぜひそれを乗り越えて今より健康になっていただきたい、というのがホメオパスである私の願いです。症状が出ることを恐れすぎず、不必要なものは外に出していきましょう。