ウラジオストクの旅2 | Elämässäni

ウラジオストクの旅2


ウラジオストクの冬の朝はゆっくりです。
午前8:00の朝焼け。
夜景とは違う美しさがあります。

マンションの1階にはミニマートがあり、滞在中はとってもお世話になりました。
簡単なお菓子や飲み物、パンなどはここで揃っちゃう😊

ちなみにマンションの裏側はこんな感じ。
大海原が、完全に凍りついています。
そこを歩く人の姿もチラホラ。

寒いけど、タクシーを使わずに友人との待ち合わせの駅まで歩いて向かう事にしました。
こんなに近いのに、アジアではなくてヨーロッパの街並み。
雪がないのであまり寒そうに見えないけれど
この日は−15℃、体感温度は−23℃という極寒。
震えながらウラジオストク駅まで歩きました。
入り口から入るとすぐにゲートがあり、金属探知機のようなものでボディチェックされます。
ドキドキ😳
それを抜けると開放的な待合室が。
なんとも可愛い色合いです。
天井に描いてある絵も素敵です。
これは昔のウラジオストクの街並みだとか。

ホームへ降りる階段も、色合いからデザインまで全部の造形が美しい!

ホームへ出るのには切符を買わなきゃいけないのか、ルールはいまいち分からなかったけれど
ちょうど日本人の団体観光客の方々がホームに出て行くのに紛れて一緒に降り立ちました。
シベリア鉄道の終着駅でもあるウラジオストク駅。
ここからモスクワまで2週間かけて向かうのか…と思うと、とても感慨深い気持ちに。

ホームから駅舎に入るときにも、同様に持ち物チェックがあります。
空港の手荷物検査のように荷物と上着をレーン上のカゴに乗せ、身軽な状態でゲートをくぐる。
日本とは違うとても厳しい体制に少しドキドキします。


その後、タクシーでウラジオストクのシンボルでもある岬の灯台まで行く事に。
駅からタクシーで30分弱。
少し街から離れただけでまるで別世界のよう。
一面に凍った海の上を灯台目指して歩きます。
雪がなく、本当に氷だけなので氷のすぐ下は石がゴロゴロ。
ここではたくさんのシーグラスを見つけました😊

凍った海の上を彷徨くこと1時間弱。
そろそろ寒さも限界に来たので、街に戻るためにタクシーを呼ぼうとするも、街から離れすぎていて全くつかまらず…😨

そうこうしているうちに自分の吐いた息で髪の毛まで凍り始めてくる始末❄️でも周りにはお店もなく、暖をとれる場所もない。
手も足ももうほとんど感覚がないほど冷えてきて、本当にこの時が一番命の危険を感じたし、途方に暮れてしまいました😭

一応観光スポットになっているので、大型の観光バスなんかはやって来るのだけど
個人でタクシーに乗って来る時は、運転手さんに待っててもらうのが良いですね。
冬の場合は特に!
仕方がないのでみんなでタクシーの捕まえられる場所まで歩く事に。道の途中、向こうから走り来る犬たちに少し癒された🥺
10分か15分くらい歩いたところで、ようやくUberが来てくれることになったのはいいけど
道端すぎてなかなか見つけてもらえない😱
このまま見つからずキャンセルになったら、またこの寒空の下タクシー探さないといけないのか…と絶望しかけたところでやっと出会えた!
助かった😭車内の温かさが何より嬉しい…

氷の上で魚釣りしている人もたくさんいました。
海上をスケートで滑っている人たちも。
これが普通の日常なんだろうなぁ。すごい😳


冷え切った私たちは今度は温かいご飯を求めて街へと戻ります。