9月の読書記録その2です。
（最後のおまけに色々付け足したら、そちらが長くなってしまいました）
上から順に、
先日も京極さんの新しい御本を読んだばかりですが、一体どれほどのペースであの分厚い本たちを産み出して書いておられるのでしょう・・・
（///・へ・///）
最初、タイトルの漢字の読み方もわからなかったので、難しいかしら・・・と思いましたが、昨年のあさどらに登場していたような長屋が舞台で、自由気ままな隠居のお父さんにかわって差配をなさっている方が主人公の江戸のお話でした。
長屋に住んでいる虫に詳しい謎の安楽椅子探偵さんが微妙に活躍なさっていて、テーマはシリアスでしたが、読みやすかったです。
そして、今のたいがで結構いろいろなことが起こった「庚申の夜」（夜中中起きていないと、虫が体から出て悪事を告げ口に行ってしまう）も登場したので、知ってますよ！と思って嬉しかったです(*´艸｀*)
最近読み進めている作家さんの御本です。
バレエで悔しい思いをする女性の話かなと思いきや、脂の乗った４０代の社長さんが主人公で（後でバレエのことも出てきました）、興信所で働くクールで人付き合いの悪い「星野先輩」や双子のおじさんも登場し、主人公の方は仕事も家族もどんどん大変なことになってボロボロになってしまうハードボイルドっぷりでしたが、ミステリーの雰囲気もありつつ、読んでいくうちに「その人を頼ったらだめですよ・・・多分その人は・・！！」と薄々わかりながら主人公の方を見守らないといけなくて、ホラー感もたっぷり味わいました（・へ・；）
とても大きな都会の書店員をされていた方の御本でしたが、懐かしい本たちが世に出た時の書店の皆さんの側のお話をいろいろ知ることができてとても興味深かったです。
十二の国の18年ぶりの続きが出た時のことはまだ記憶に新しいですが、まるで作品の世界と繋がっているかのように現実でも蝕のような台風が起きて、はらはらしたのを思い出しますし、その後、仙台へばくちく旅に行った時に石巻で画伯の展示を拝見したのも思い出に残っています↓。
（展示）
（コラボカフェ）
あとは、ばくちくと本と言えば、幕張でロクス・ソルスの獣たちをやった時に、その言葉の由来となったロクスソルスの御本がすごく売れて（もちのろんで私も購入して読みました）、出版社の方が驚かれていたのもなつかしく思い出しました。
少し落ち込んでいる時や静かに過ごしたい時に読みたくなる作家さんです。
ローカルな深夜ラジオをやっていらっしゃる方のお話なのですが、ハンバーガーを食べるのも好きでハンバーガーログ（ブログ）を書いていたり、クラリネットも演奏できたり、そういうことがきっかけで静かにドラマティックに展開していくのが面白かったです。
本筋ではないですが、ログというのは航海日誌から来た言葉だというのを読んで、荒々しい仲間たちといっしょに海を大冒険しながら彦ログをしたためる英彦さんの姿を思い浮かべてしまったり、ダブルベースという楽器が登場したので、ネックが二本に分かれたベースを弾くゆうたさんを想像してしまったりしました。
ダブルベースはコントラバス（ウッドベース）のこととわかったのですが、それをコンパクトにしたのがアップライトベースとも書いてあって、確かにステージでは大きく見えて弾いているゆうたさんの子リス感がとても素敵といつも思っていますが、オーケストラのコントラバスよりはこぶりですね・・・と思いました。
真夏のアニイたびの時に、銀座の蔦のお店で発見して購入したものでした。
本ソムリエというシステム（機械の質問に答えると、おすすめの本を紹介してくれる）がある高校が舞台だったり、ちょっと他の作品と設定が似ていてあっさり読み終えてしまいましたが、作中でおすすめされている賢治さんの御本の中に読んだことのない面白そうなものがいくつかあったので、今度ぜひ読んでみたくなりました。
おまけ
画像は、もうすぐお値段が変わるのにあわせて出された切手がロックハート城だという情報を得たので、入手してきましたです。
（左の８５円の方です）
本物のお城を運んできた群馬の名スポットですが（実際におじゃましたことはないのですが・・）、震災の後に東北を回ってくださったDIQ2013用の撮影で、ばくちくのみなさんも行かれていたのを思い出します( ˘͈ ᵕ ˘͈ )
この時のDIQフライヤーであっちゃんとヒデさんが履いていらしたお揃いのような白黒靴に似た感じのものをずっと探していて、ころなのアレで旅ができない期間にgetし、今、秋冬のたびの時にはお気に入りで履いて行っています。