rinrinto流「弓の握り革のはり替え」 | 弓道つれづれ日記

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社会人になってから弓道はじめて20年。
日々、精進努力中!

巻藁稽古をしていると雲行きが怪しい。

早々にお片付けをしていると

間を置かずして土砂降り雨

 

危なかった〜あせる

 

 

ふと見ると弓の握り革が・・・

 

 

 

ばっちい。

 

 

私は「ふで粉」を使わないのですが

握り革は好んで黄土色の

燻し鹿革を使っているので

割と頻繁に交換が必要です。

 

ストックの握り革は

 

 

しばらく審査もないので。

たまには小桜でも使ってみることに。

 

ばっちい握り革をベリベリ剥がします。

 

 

剥がし終えた握り革を

新しい握り革の裏にのせて

大体のアウトラインで印をつけます。

 

 

弓には厚みをつけるための

ゴムを入れているので

固定のための和紙を巻くのですが。

 

ストックがないので

茶道用の懐紙を細く切って使います。

 

 

端を握り革と同じように斜めにカット。

糊をつけて巻いていきます。

 

 

印を付けた握り革を

まずはボンドをつけないで

仮に巻いてみます。

 

まず外竹側から。

 

 

②の部分がブルーの囲み部分に乗ってしまうので

印をつけ△の部分を後でカットします。

 

 

 

 

一通り巻いて内竹側の巻き終わり。

 

 

③のポイント。内竹側です。

 

籐の部分にほぼ平行(赤線)で

握り革を巻きたいので。

 

握り革には新たに印(水色の線)をつけます。

 

先に引いた線とだいぶずれていますね(^_^;)あせる

 

 

あらためて握り革に定規で印をつけます。

ピンクの線が実際にカットする部分です。

 

 

先程の②の△の重なり部分と

③の部分をカットして。

 

 

カットした握り革の裏面に

木工用ボンドを塗ります。

 

なるべく縁にははみ出さない方が良いので

ボンドを塗るときは厚紙などをへらにして

平た〜く、薄め〜に音譜

 

ボンドを塗ったら手早く巻いていきますビックリマーク

 

 

まずは外竹側から。

 

 

くるっとして内竹側へ。

 

 

この時、籐には気持ち乗るように。

ゴムの厚みで浮いてしまわないように注意です。

 

 

巻いていくときは合わせ目に気をつけて。

 

 

 

隙間が空きそうなら

ボンドが乾かないうちに

上に押すようにテンションをかけて

ズレを直します。

 

 

 

巻き終わりの内竹側。

 

 

最後の部分を「籐へら」を使って。

 

 

この部分が脇で終わると綺麗に仕上がります音譜

 

 

内竹側。

 

 

外竹側。

 

う〜ん、まあまあかなあせる

 

中に入れるゴムは厚紙などを使用する人もいます。

 

握りの厚みは「手の内」にも直結しますので

手の小さい方は太くしすぎたり

手の大きい方は細すぎたりしてはいけません。

 

虎口で弓を押せるように

作り方には注意しています。

 

個人によって違うので

ベストバランスを探してみてください。

 

 

 

ここまでで1時間。

 

 

 

遊んでほしくて

近くにスタンバイしていた

坊っちゃんが。

 

 

 

 

「まだかな」

 

 

 

 

 

 

「まだかな」

 

 

 

 

 

 

お眠りになってました汗