パリに来て遠くからずっと眺めていたけれど、まだ近くでは見ていなかったのですが、先日ようやくパリのシンボル

 

キラキラキラキラキラキラキラキラエッフェル塔キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

に行ってきました!!

 

 

 

冬のパリは、晴れることは滅多になく、この日も曇天模様。

 

エッフェル塔、大きい!

 

パリは、周りにあまり高い建物がないので、エッフェル塔がより大きく見える気がします。

 

 

エッフェル塔の麓の公園の南東側から入り、エッフェル塔に向かって歩いていきました。

 

エッフェル塔を超えて更に北西に進もうとすると、エッフェル塔の左右どちら側を通るかで道が分かれます。

 

特にどちら側を通っても大した違いはないのではないかと思うのですが、私は左側の道を、夫は右側の道を行ってみました。

 

左側の道を歩いていると、何やら人だかりがができているところが!

 

何やら、ゲームをしている様子です。

 

 

銀色の紙コップより少し背が低いくらいのカップを3つ並べて、黄味の強めな黄土色の粘土のような見た目のボールをその下に隠し、カップをシャッフルしてボールが入ったカップを当てるというゲームのようです。

 

ディーラーがカップをシャッフルし終えると、観客がボールが入っていると思うカップを足先で抑えつつ、ディーラーに掛け金を支払い、そのカップをオープンして、ボールが入っていると掛け金を2倍にして返してくれるということのようでした。

 

 

私もその中に混じって、自分だったらどのカップを選ぶか予想しながら見ていたのですが、なんとなんと10発9中くらいの正解率でした凝視キラキラキラキラ

 

でも、不思議なことに、ゲームに挑戦している人たちは結構負けちゃったりしてるのです。

 

絶対そこにはないだろうというカップを選んでしまって、ディーラーにお金を持って行かれちゃっている人も多く、私が見ている限りでは勝敗は5分5分くらいの感じでした。

 

もし、私がやったら、正解してきっと掛け金を倍にできちゃうだろうな〜、そう思いましたにっこり

 

なんなら、2倍、3倍になるかもしれない!と夢を見ましたにっこり

 

財布の中には、50€入っています。

 

掛け金は、50€からなので、挑戦しようと思えば挑戦できます。

 

 

夫は、右の道を行っていて、私がこのギャンブルに勝つ夢を見ている間、ずっと「遅いな〜」と思いながら待っていたことでしょう。

 

 

 

私は、あまり夫を待たせすぎても悪いので、ゲームの見学をある程度楽しんだ後、結局挑戦はせずに夫の元に向かいました。

 

そして、夫と会うなり言いました。

 

にっこり(私)「フランス人って動体視力悪いのかな?」

 

ロップイヤー(夫)「なんで?」

 

にっこり「カップ3つ並べて、その中にボール入れてシャッフルして、どこにボールがあるか当てるゲームをしてる人たちがいたんだけど、絶対そこにあるじゃんって私だったら全然間違えないレベルなのに、みんな結構間違えてて…」

 

ロップイヤー「それ、イカサマだよ。まわりにいる人もみんなサクラ。」

 

 

 

えッッッ、危うく騙されるところだったー!!!!!驚き驚き驚き驚き

 

フランス人がひときわ動体視力悪いワケないですよね、浅はかな私無気力

 

フランス人は動体視力悪いとか思っている時点で、イカサマ師の思うツボで、騙されたも同然です魂が抜ける

 

言われてみれば、イカサマ&サクラというのはすごく納得できる。

 

チャレンジしなくて良かった!

 

 

でも、お金増やしたいと一瞬心はざわついたけれど、でももともとチャレンジするつもりはなかったんです。

 

だって、イカサマじゃなくても、こんなところでギャンブルが許可されてるはずないですよね。

 

違法賭博は、きっとフランスでも罪なので、異国の土地で罪を犯すなんて危険な真似できません。

 

これが、クジとか合法っぽい何かだったらやっちゃっていたかもしれない爆笑

 

 

家に帰って、ネットで調べたら、エッフェル塔のふもとで蔓延している詐欺として、紹介されてました。

 

サクラがわざと間違える姿を見せて、私ならもっとうまくやれる、という気持ちを駆り立てさせて、カモの観客をノセて、ベットさせて、でもそのときだけ、ボールは手品のようにあるはずのないカップから出てくるという仕組みだそうです。

 

なので、ここに違いないというカップ以外の2つのカップから選んだら入っている可能性は少し上がるという情報も見つけたのですが、手品の手法でどのカップにもボールがないということも有りうるし、当たりのカップを指し示しても、まわりのサクラと共謀してうまく降りさせたり、なんやかんやで結局お金が手に入ることはないそうなのです。

 

まわりがサクラだとすると、怪しげな人たちがウヨウヨいる中に善良なカモが一人いて、当たりのカップを指し示しても、うまくお金をもらえるはずないのは、明らかですよね。

 

なので、絶対にお金が手に入らない上に、違法賭博の罪を犯すなんて、本当に百害あって一利なしなので、絶対に絶対にこの手のゲームを見かけても手を出さないで下さいね。

 

こういうのにひっかかると、もちろん騙して来た人たちにも腹は立つけれど、お金に目がくらんだ浅はかな自分に腹が立って、悔しくて、せっかくの旅行が台無しになっちゃいますもんねネガティブ

 

 

そして、思い返してみたんです。私が、見ていた中で一度だけ、予想と違うカップからボールが出てきたことがあったこと。

 

あのとき、ベットしてたその人がきっとカモだったに違いないと。

 

もうでもどの人がカモだったかまでは思い出せませんでした。

 

 

私は、人間観察はわりと好きなので、イカサマだということを踏まえて、どういう人が騙されるのか、どのくらいの頻度で騙される人が出現するのか、詐欺集団はどのくらいの時間でどのくらいのお金を稼げるのか、時給やリスクを踏まえてその稼ぎは割に合うものなのか、長時間観察してみたい気持が湧いてきます。

 

でも、これもとっても危険なことなのだそうです。

 

 

ゲームに参加しているのは大半がサクラで、そのサクラたちはやってきたカモを騙すのみならず、ゲームに気を取られている人の財布を常に狙っているらしいのです驚き驚き

 

すなわち、詐欺&スリ集団なんですね煽り

 

スリにわざわざ近寄っていくなんて馬鹿な真似はできませんものね。

 

なので、やはりこのゲームを見かけた時の行動は、カバンを握りしめ、遠巻きにして足早に通り過ぎるというのが正解です!

 

 

 

 

さてさて、イカサマゲームの話はこの辺にして、

 

結局エッフェル塔には登りませんでした。

 

エッフェル塔のチケットの料金が高すぎでした!

 

エッフェル塔のてっぺんまで、エレベーターで登ると、28.3€(1€=145円換算で4104円程度)です。

 

これは、ちょっと躊躇しちゃう金額です赤ちゃんぴえん

 

(50€詐欺からお金を守ったと思うと、登っちゃっても良かったかもですね笑

 

 

 

それで、エッフェル塔の近くにある無料のパリ市近代美術館に行ってきました〜飛び出すハート

 

 

 

この絵、すごく好きですハート

 

他にも、多くはないですが、マリーローランサンやユトリロ、モディリアーニなどの絵がありました。

 

エッフェル塔を訪れた際には、もしお時間が許せば足を運んで見てくださいね。