名古屋の友人から連絡が来た
ズミさぽが新潟に行くから
お願いします
と
それから
半年
友人から預かった
名古屋のズミ幕を
私は張り続けた
今はいいけど
年が変わったら
その幕は遠慮してもらいたい
そう言われていた
幕の色が名古屋色だから
一緒に張っていた
大武の幕も
半年間
私は私が行くスタジアムで
全部張り続けていた
使命感があった
新潟に来てくれた選手に
せめても
と思っていたんだ
年が変わったらダメ
そうきいたズミさぽが
すぐに
新潟色のズミ幕を作ってきた
クラハでお披露目した時のズミの嬉しそうな顔
今でも忘れない
彼女は毎回はスタジアムに来られないから
私がこの幕を預かって
スタジアムに張り続けた
ズミがいても
いなくても
この幕に想いがこもっている事を
何処で見ててくれたらいいそう思ったから
それに私は新潟の試合に全部行く人だから
昨年の最終戦で
ズミの契約満了が発表になったので
その幕を彼女に返した
スレて色落ちした幕だった
今日
突然だった
ズミ引退のニュースが飛び込んできた
ただただ
涙が溢れてきた
すぐにズミさぽと電話
ワンワン泣きながら
話た
かける言葉が見つからない
ただただ
涙だ
共に走った戦友との絆は永遠だ
私もいつか
その日が来ることを覚悟しないと
小川佳純
お疲れ様でした
ズミさぽ
お疲れ様でした
