土曜日は
午後から
仕事だった
雪が降ったよね
もう
車のタイヤ
替えてあったから
午前中
バスで
出かけたんだ
もちろん
傘さしてね
何軒か
用事を
済ませて
帰りは
電車に乗った
電車の時刻を
調べたのが
10時55分
電車の時刻は
11時05分
ワ
走れば
駅まで
間に合うかも
と
スーパーの袋
下げて
全力で
走ったんだ
手には
もちろん
握っていた物あった
ゼイゼイした息で
電車に乗って
家に着いたんだ
雪も雨も
もう降ってはいなかった
家に着いて
荷物置いた
( ̄□ ̄;)!!
(●д●)
私の傘がない
私が
手に持っていたのは
アハハ
なんと
長ネギだった
そりゃそうさ
最後に
寄ったスーパーで
長ネギ買ったもん
手に持っていても
不思議じゃない
しかし
しかしだよ
傘がないんだ
傘だよ
傘
あの傘は
ただの傘じゃないんだよ
あの傘は
世界にたった
ひとつしかない
大事な傘なんだ
雨の日に
あの傘さしただけで
しあわせな気分になれる
魔法の傘なんだ
ど
こ
に
置
い
て
き
た
ん
だ
わ
た
し
は
一番はじめに行った
美容院



楽しくおしゃべりして
あ
そこだ
即 電話した
あの
私 傘
忘れたみたいなんだけど
黒い傘ある?
あるよ
あー よかった




その傘サイン入りなんだ
しまって置いてね
そう頼んだ
そして
今日
受け取りに行ったんだ
すみません
二人の
美容師さんが
出てきた
開いてびっくりしたよ
凄い傘だね
と 言った
うん
素敵でしょ
貴章が上手にサイン
入れてくれたんだ
サインもデザインみたい
ピーターパンと
ティンカーベルと
貴章のサインが
輝く素敵な傘なんだ
世界中にたったひとつの
傘なんだ
もう
長ネギと
傘
間違えないぞ



