バレエコンクールの個人レッスン指導で大事にしていることは、大人子供問わず、
動きのイメージを理解してもらう事です。
踊っている身体がどうなっているのか、動きのメリハリや柔らかさなど具体例を出しながら、伝える事が大切です。
ダメな例をお手本でみせたり、ここからどうすれば、美しく動けるのかを伝える必要があります。
バリエーションごとに求められる柔らかさや強さが異なるので、使い分ける必要があります。
例を出すと、
「白鳥の湖」の白鳥はクリームのように柔らかいバランスのアラベスク、また関節がないのではと思うほどの儚く柔らかいアームス等。
反対に黒鳥はどうでしょうか?
ハッと心を射止める強くメリハリのあるアラベスク、また柔らかさの中に王子を心を誘惑する妖艶なアームス等。
これだけ特徴が違うので、それぞれの作品の役柄が、何を表現しようとしているのかを個人レッスンでは分かりやすくお伝えします。