初めての採卵周期はまだ私も呑気で、どこかイベント感覚というか、ワクワクしているところがありました。
これが最初で最後の採卵かな〜
なんて思っていたのが
後から振り返ると笑えます。苦笑
事前の診察で、育っている大きめの卵胞は4つくらいと分かっていたので
4つ卵が取れたら確率的に1回は妊娠できるんじゃない!?
とか楽観的なことを考えてました。
採卵当日、担当してくださったのは高齢の先生です。
局所麻酔でしたが痛みはほとんどなく、あっという間に終わりました。
取れた卵は想定通り4個。
採卵日当日は取れた卵の数についてだけ説明があり、1週間後に培養結果を聞く予約をして帰りました。
(書いていて思い出したのですが受精方法をどうするかと言った事前の説明や確認はなく、ふりかけ一択でした。初めての採卵だからそんなものですかね)
そして1週間後、ワクワクしながら培養結果を聞きにクリニックへ
ほとんど待ち時間もなく診察室に呼ばれます。
今回は高齢の先生ではなく少しお若い院長先生でした。
ぽんこさん、今回ね〜
残念ながら凍結できてないんですよ。
凍結できてない…
え、凍結ゼロ?
えっっ。そうなんですか(動揺)
4個卵が取れてうち1つは未熟卵だったので、3個ふりかけで受精させました。
3個中2個が異常受精で、1個はなんとか胚盤胞まで行ったけどグレードが低すぎて凍結出来ませんでした。
(まだ動揺中)異常受精が少し多いようですが…原因はわかりますか?
多前核といって、卵の中に核が複数ある状態です。いくつか理由は考えられます。
一つは二つの精子が卵に入ってしまった場合。通常一つの精子が入るとバリアが張られて他の精子は入れなくなるんだけど、何らかの原因でバリアが上手く機能せず複数の精子が入ってしまうことがあります。
あとは、精子と卵子の組み合わせの問題であったりそれ以外の要因もあり得ます。
なるほど…。
対策は何かありますか?刺激法は低刺激だったと思うんですけど、変えられないですか?
受精させないと進まないので、次回は顕微受精でいきましょう。
ぽんこさんはAMHが低いので、刺激しても取れる卵が増えない可能性が高いです。
刺激法は低刺激一択になりますね。
なるほどなるほど。
まずは受精率を上げなければならないから顕微受精というのには納得。
でも刺激を変えられないということは、
卵の数は今回と同じくらいしか期待できないということか…。
悠長に構えていた私ですが流石に焦ってきました。
高齢の先生はあまり多くを説明してくれないタイプでしたが、院長先生は聞いたことにはしっかり答えてくれる方でその点はかなり安心しました
というわけで
人生最初の採卵は最後になるどころか
全滅
という結果でした