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皇太子が婚姻をして、3ヶ月が過ぎた頃
韓国芸術高校で、下校する皇太子を友人の御曹司達がお見送り中。
皇太子を一目見ようと群がるギャラリーに聞こえる様に嫌味を言っている。

ギョン「アヒルはまだ来て無いのか?」
イン「皇太子を待たせるなんて、何様だよな」
ヒョリン「シン、乗馬クラブにいつ行けそうなの?」
シン「…」
ギョン「あーやっとお出ましみたいだ」


下駄箱の方を見ると、チェギョンが友達と笑いながらこちらに向かっているところだ。

ファン「あれ?あの車、初めて見るよね」

シン達を撮影していたファンが、校門から入ってきた車に気が付き声をあげる。

イン「おっ、いい車だな。誰だろう?」

見慣れぬ車に注目してると、20代とおぼしき長身の男性が降りてきた。
サングラスを外すと、誰かを探すように周りを見回す。
すると、目当ての人物を見つけたようでにっこり笑って手を挙げた。

オッパ「姫!」
チェギョン「あっオッパ!」

その男性に向かってチェギョンが駆け出す。
そのままの勢いで抱きついた。

「「「えっ!」」」ギャラリーがどよめく。
シン『誰だ?』