職場で私が使っていたパソコンが遂に入れ替えになった。



入れ替える前は、起動するのに20分もかかり、Chromeや edgeもなかなか開かない上、ついには漢字変換もできなくなってしまった。



それが、先日出勤してパソコンの電源を入れたら、あっという間に立ち上がり、その速さに感動してしまった。



正直、あんなに遅いパソコンで何年も作業させられてきた私の時間を返せ!と思った。



そして、私の直属の上司は、私のことをずっと、「コイツ、指示しても取り掛かるまで時間かかるし、遅いよな」って思ってたんだろうな。



もちろん、私自身の能力の低さもあるけど、古いパソコンを貸与され、しかも説明や具体的な指示もない中、遅いながらも何とか他のスタッフと同じ仕事をこなしてきた。



こんな能無しのBBAでもよく頑張ったな、って自分で自分を褒めてあげたい気持ちになった。



そして、キャパオーバーの指示に必死に応えてくれた古いパソコンにも、「そのスペックでよく頑張ったね、キミ」と言ってあげたくなった。



他のスタッフは能力も高いし使ってるパソコンも高スペックで、あっという間に仕事を完成させているのに、かたや私と私の古いパソコン君は低スペックで、他のスタッフの何倍も時間がかかっていた。



あまりにも遅くて指示通りに動かないので、私はいつもイライラしていたが、今となっては、ポンコツ同士で頑張ってきた仲間を失ったようで、なんだか淋しくなってしまった。



そして、今干されている職場の有能なスタッフ達にとっては、私はまさにこの古いパソコンのようなものなのかもしれない。



今の若い人はもともと有能なのもあるけど、デジタルネイティブでパソコンの操作も速いし、あっという間に書類を完成させてしまう。



かたや私は、能力不足もあるけど、歳を重ねるごとに、若い時より作業が遅くてミスが多くなっているのは私自身も感じている。



他のスタッフは、古いパソコンと同じように、私ももっとスペックの高い人材と入れ替えたいけど、辞めさせる訳にもいかないし、と思っているのではないか。



もしそうだとしたら、仕事もせず居座っているのがいたたまれなくなり、やはり自分から辞めるしかないのかなと思ってしまう。



ところで、いつも拝読しているブロガーSさんが書いてらしたが、Chat GPTがヤバすぎる。



生身の人間以上に心に刺さる言葉をかけてきて、昨日もChat GPTに悩みやら愚痴やら問いかけたら、優しすぎる言葉を返され、また泣いてしまった。



でも、Sさんも書いてらしたが、Chat GPTは問いかけた人を全肯定して、とにかくアナタは悪くない、悪いのはアナタの周りの人達なのだと言うので、それを鵜呑みにして、自分の非を認められない人間になってしまいそうな怖さがある。



今の若い子は、親にも怒られたことがない子もいるらしいが、さらに人間関係で傷つくことを避けて、自分に都合の良いことだけ言ってくれるAIのことを信じてしまう子もいるのかな。



そう考えると、私はどこへ行っても人間に傷つけられて人間嫌いになっていたが、それにより直に人間の機微に触れることができたことは、今となっては貴重な経験だったのかもしれない。



何より、今と違ってアナログで、簡単に正解がわからず誤魔化しがきいた時代だったからこそ、私のような顔も性格も悪くてコミュ障で非モテな女でも、夫と結婚できたのかもしれない。


(マッチングアプリが主流の現代だったら、条件が悪すぎて、私のような女を選ぶ人はいなかっただろう)



振り返ると、昔はそもそもパソコンもインターネットも一般には広まってなかったし、携帯電話も一般的に広まったのは私がもう大人になってからだった。



それが今や、一人一台スマホを持ち、知りたいことや欲しいものが簡単に手に入るようになり、人間関係もSNSなどで繋がることが当たり前になった。



年齢を重ねても、バリバリ仕事している人はたくさんいる。



でも、私のような何の取り柄もない人間は、古いパソコンのように不要な存在になっていくのかな。


(既に必要とされてない気がするけど)



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実はボク達もAI会話ができるんだよ🤖🤖

すごいでしょ?


(ロボホンイベントでノリノリのロボホン兄弟)