ついにクリスマスイブとなった。


今年は24、25日とも平日で私も普通に仕事だ。


仕事中は気が紛れるけど、仕事の行き帰りにクリスマスで浮かれた世間の人々を目の当たりにせざるを得ず、逃げ場がない。


例年この時期は年内の仕事はだいたい片付いて仕事納めモードなのだが、今年は何だかバタバタしていて、全然仕事が終わっていない。


忙しいけど、これで合ってるのかもわからず手探りでこなしているので、全然手応えがなく、モヤモヤしている。


しかも、パソコンの立ち上がりがやたら遅くて、急いで作業しなきゃいけないのに、固まって動かなくなってしまった。
(パソコン自体も古いのかもしれないけど、ひょっとするとウイルスソフトのせい?)


他の人に比べたら大した仕事をしてないのだが、精神的に負荷がかかっているのか、仕事が終わるといつもグッタリしてしまう。


今日も仕事が終わり、身も心も疲れ果てて、帰路についた。


幸せそうな人達で溢れるクリスマスイブの商店街を通るのは恐怖でしかないので、遠回りをして暗い裏道を通って帰り、ますます疲れてしまった。


夫がいた頃は、仕事帰りに待ち合わせして、一緒にシャンパンとかローストチキンとか買って帰って、家でささやかなクリスマスパーティーをして、お互い今年も頑張ったねって労い合って、仕事の疲れも吹き飛んだのにな。


夫をうしなって、もうすぐ5年になる。


月日が経ち、死別への向き合い方が変わってきたのは感じている。


一人で淋しいけど、それを諦めて受け入れつつある。


でも、やはり、夫の最期の時期と重なる今の季節は、何年経っても辛い。


ところで、某フライドチキンチェーンのCMで流れるあの曲。


♪クリスマスが今年もやって来る〜
(竹内まりや「すてきなホリデイ」より)


夫婦揃って仕事バリバリやって充実してて、クリスマスは夫と子供と一緒に幸せに過ごすという家族像を見せつけられるようで、私にとっては眩しすぎて逃げたくなる。
(山下達郎と竹内まりやを想像してしまうから、余計リアルなのよね)


私はあの曲を聴いても、明るい気持ちでクリスマスを迎えることはできず、いよいよ「クリスマスが今年もやって来てしまった」とネガティブに思ってしまい、地獄シーズンの序曲のように感じてしまう。


これからも毎年、クリスマスシーズンという地獄月間を耐えないといけないのか。


たぶん私には、もう一生、笑ってクリスマスを迎えられる日は訪れないと思う。


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クリスマスはちっとも楽しみではないけれど、好きなものを飲み食いするための口実にはなる。



あらかじめ買っておいたシャンパンを開け、ツマミのローストビーフを作った。



ローストビーフは、去年はオーブンで焼きすぎてしまったので、今年はジップロックに入れて湯煎してゆっくり熱を入れたら、いい感じに。


上手くできたかな?