昨日のブログで、私はこれからもネガティブなことを書き続けると宣言した。



そして、皆さまから暖かいコメントをいただき、涙が出た。



死別ブログをお読みになっている方の中には、同じ経験をされた方々が前向きに生きているのを見て、今は辛くても、いつか自分も前向きに生きることができるという希望を見出したいという方もいるかもしれない。



それなのに、私はもうすぐ5年が経つというのに、未だにネガティブなことばかり書いて、本当に情けないし、申し訳ないと思う。



私がいつまでもネガティブなのは、夫をなくしたことだけが原因ではなく、もともとの私自身の人間性によるものだと思う。



でも、夫がいた時は、私のネガティブな感情を受け止めてくれていたから、私は何とか平静に生きていることができた。



しかし今は、私のネガティブな感情を受け止めてくれる存在がなくなってしまった。



私がブログにネガティブなことばかり書いているのは、今まで夫に吐き出していたことをブログに吐き出しているのだ。



夫の病状が悪化し命があとわずかだとわかった時、私は誰にも辛いと言えなくて、すがる気持ちでブログに吐き出した。



その後、夫がいなくなり、私は今まで夫に話していたことをブログに書き出した。



夫をうしなった辛さだけでなく、仕事の悩みとか日常で感じた些細なことなど、色々なことを。



それまでブログに無縁だった私がここまで長くブログを書いてきたのは、今でも夫に話したいことがあふれていて、それを書いているだけなのだ。



もちろん皆さまに読んでいただきたいのもあるが、読ませることを意識して書いているというより、心の中の夫へ話しかけていることを文章にしたのが私のブログなのだ。



ブログは夫の代わりなのかもしれない。



でも、誰にも読んでもらえなくてもいいと思って始めたブログをお読みくださる方々がいて、その人達と繋がることができたのは、良い意味で想定外のことで、私はそういう方々に救われた。



ブログで繋がることができた方々は、夫の死がなければ出会うことはなかったかもしれない。



でも私は、夫が生きていてくれた方が良かったから、そのような繋がりはない方が良かったとは思わない。



私のブログ自体は夫の代わりかもしれないが、ブログで繋がることができた皆さまは、夫の代わりではない。



ブログで繋がることができた方々は、夫と同じく、私にとってはかけがえのない存在なのだ。



夫がつないでくれた新たなご縁だと思っている。



皆さま、本当にありがとうございます。