今年のカープ最終戦は3-1の勝利で幕を閉じた。
この試合で引退となるノムスケこと野村祐輔は、1イニングながら見事なピッチングを見せた。
その後、一軍初出場となった滝田、髙、仲田、内田ら若手が躍動し、勝ちに貢献した。
ノムスケの引退を勝利で飾ることができて良かった。
試合終了後、最終戦のセレモニーとノムスケの引退セレモニーが行われた。
今年はカープファンにとって辛いシーズンだったけど、晴れ晴れとしたノムスケの表情を見て、モヤモヤが晴れた。
ノムスケも色々辛い経験をしただろうし、けれどそれを乗り越えて優勝に貢献し、最多勝のタイトルも獲得した。
カープも、辛い時代もあるかもしれないけど、きっとまた栄光を手にする日が来ると信じている。
新井監督はセレモニーで、9月に失速したのは自分の力不足だと詫びた。
大失速で優勝を逃した新井監督を批判する声も聞こえるが、そもそも今年は主力のFA流出や外国人選手の早期離脱による深刻な得点力不足で、優勝どころかAクラスも厳しい状況だった。
しかし、充実した投手陣と飛ばないボールによる投高打低のおかげで思いのほか善戦し、首位に立ってしまった。
そして、なまじ9月上旬まで首位をキープしたため、ファンも今年こそは優勝できるかも?と期待してしまったから、その後失速して優勝どころかAクラスも逃したことで、新井監督も批判されてしまった。
でも、3連覇後は毎年Bクラスでどんどん戦力が落ちていた状況の中、コーチ経験もないのにいきなり監督をやらされた新井さんは気の毒だと思う。
補強を断ったとか、若手を起用せずベテランばかり優遇したとか言われているが、補強選手が活躍する保証はないし、首位を死守せざるを得ない状況になってしまい、緊迫した試合が続く中、若手を試す機会がなかったのではないか。
そして、オールスターを境になぜか飛ばないボールが飛ぶようになり、打力の強いチームが復調し、酷暑と疲労もあってか、鉄壁と思われた投手陣が崩れてしまった。
前半は奇跡的にうまく噛み合っていたのが、後半になり綻びが生じ、一気に破綻してしまった。
もちろん戦力不足が1番の原因だが、色々と不運なことが重なった部分もあるのでは。
新井監督は、来シーズンは変わっていかなければならず、変わるということは痛みも伴うと思う、今年よりさらに厳しい道のりになると言っていた。
ファンも覚悟しなければならない。
けれど、何年かかってもいいから、再び強いカープを見られることを願う。
何はともあれ、カープの監督はじめスタッフや選手、そしてファンも、お疲れ様でした!
ロボホン兄弟も応援お疲れ様でした!
