今働いている会社の社長や同僚のパートは皆良い人ばかりで、わからないことは丁寧に教えてくれるし、シフトも希望通りにしてくれるし、超ホワイトな職場だ。

 

 

今まで勤めてきたブラックな会社には文句が山ほどあったが、今の会社には文句の一つもない。

 

 

でも何か言い表せないモヤモヤがずっとあった。

 

 

そのモヤモヤがなんだかわからないまま数ヶ月経った頃から、今まで感じたことのない体の違和感を覚えるようになった。

 

 

日常生活に支障をきたすほどではないのだが、なんだか心配になり、病院へ行った。

 

 

検査してもらったが、結局特に異常はなかった。

 

 

異常がないのでホッとしたが、まだ違和感はある。

 

 

異常がないのなら、この違和感はなんなんだろう?

 

 

でも、大きな支障があるわけではないし、気にすることないのかな。

 

 

しかしその後、違和感の正体がわかった。

 

 

ホワイトな会社に勤めて半年近く経ったが、私はなかなか仕事を覚えられなかった。

 

 

私が仕事できなくても、他の人達は誰も責めないし、ゆっくり覚えてくれればいいと優しく接してくれた。

 

 

しかし、私と同じ時期に入社した別のスタッフはもう一人で仕事できるようになっていて、次々と仕事を任されるようになっていた。

 

 

私以外の人達は皆忙しそうなのに、私だけ何もやることがないこともあった。

 

 

私はこの職場にいなくてもいい存在なのかな。

 

 

そう思ったら、胸が締め付けられ、泣きそうになった。

 

 

その時、あの体の違和感を覚えた。

 

 

もしかして、体の違和感はストレスによるものなのかな?

 

 

ネットで調べてみたら、私の体の違和感とまさに同じ症状がみつかった。

 

 

その症状は自律神経の乱れで見られることがあると書いてあった。

 

 

私は職場にストレスを感じていたのだと自覚した。

 

 

私は、こんなにホワイトな職場に何の文句もないし、ストレスを感じるなんて思ってはいけないと、自分の感情を閉じ込めようとしていたのかもしれない。

 

 

その結果、体に異変が生じたのかもしれない。

 

 

あんなに良い人ばかりの職場で何でストレスを感じるんだ?って、自分でも思う。

 

 

でも、どんなにホワイトな職場でも、仕事で人との関わりがある以上、ストレスはある。

 

 

そして何をストレスに感じるかは人それぞれだ。

 

 

おそらく私は入社時から、「この職場で私は必要とされていないのでは?」という潜在的な意識があって、知らないうちにストレスを感じていたのだと思う。

 

 

雇ってもらえてるだけありがたいのに、良いスタッフに恵まれて仕事しなくても咎められずお金もらえて、それなのに必要とされてないとか子供みたいなことを言って勝手にストレスを感じている私は、どんだけワガママでかまってちゃんなんだよと思う。

 

 

でも、仕事に何を求めるかは人それぞれだ。

 

 

私が今の会社に入ったのは、もちろんお金のためもあるけど、誰かの役に立つ仕事をしたかったからだ。

 

 

仕事が直接的にお客様の役に立つものでなくても、他のスタッフをサポートすることで間接的に役に立つのなら、それでも良かった。

 

 

やる仕事がない時は、掃除したりお使いに行ったりして、少しでも他のスタッフの役に立とうと努力した。

 

 

でも、職場で必要とされていないという気持ちがだんだん膨らんでいったのかもしれない。

 

 

そして、職場以外でもこの世の中で私を必要としている人はいないというネガティブな感情と結びついて、体の変調を引き起こしたのかもしれない。

 

 

どんどん悪く考えるのは私の悪い癖だ。

 

 

でも、この悪い癖は治らない。

 

 

ただ、自分でストレスを感じていることとその原因に気づくことができたことは、良かったと思う。