今日はブラックなA社で同僚だった人と飲んだ。
その人は今は大手企業に転職してバリバリ働いている。
私と違って仕事もできるし人柄もいいので、新しい職場でも忙しいながらもうまくやっているようだ。
久しぶりに会って色々話をしているうちに、ブラックなA社の愚痴大会になった。
でも、話を聞いているうち、何だかんだ言ってその人はブラックなA社でも大切に扱われていて、かたや私はいかに雑に扱われていたかを改めて痛感した。
私にいつも色々嫌味を言ってくる上司が、その人には丁寧に仕事を教えて親しげに対応していたことを知り、モヤモヤした。
確かに私は仕事できないし、嫌味なこと言われたり雑に扱われても仕方なかったのかもしれない。
でも、そこまであからさまに雑に扱われるほど、私は価値のない人間なんだろうか?
だったら私が辞めると言った時にクビにすれば良かっただけの話では?
確かに仕事ができない私が悪いのだけど、だからと言って仕事上の関係でしかない人達に、何で人格否定的なことまで言われなければならないのか。
社長や上司が私のことを使えないBBAと言いふらし、若いスタッフも私に対しバカにしたような態度で接してくる。
興味のある仕事だからと我慢してきたけれど、もう限界だと感じた。
そして、この世には私を受け入れてくれる場所はどこにもない気がして、悲しくなった。
こんなダメな私でも無条件に抱きしめて頭をナデナデしてくれる存在はこの世にはいないのだなと思うと、夫が恋しくてたまらなくなった。
飲み会がお開きになり帰路に着いたが、金曜日のターミナル駅は遅い時間にも関わらず大勢の人で賑わっていて、みな楽しそうに見えた。
そんな人達の中で、私だけが孤独で、違う世界に生きているような気がした。
この華やかな街も、私のような者がいてはいけない空間に感じた。
世界中から拒否されている気がする。
人徳があるわけでもないし、人より優れたものは何一つないし、人の役に立ってるわけでもないし、どこに行っても受け入れられないのは仕方ないことかもしれない。
でも、だったら、何のために生きているのだろう?
自ら命を絶とうとは思わないけど、積極的に生にしがみつこうという気力がなくなってきた。
こんな抜け殻みたいな状態でこれからも生き続けなければならないのかな。