4年前、夫が亡くなってまだ数ヶ月の頃、何ヶ所かお墓見学に行ったが、結局まだお墓は購入しておらず、夫の遺骨は家にある。
 
 
今はお墓を持たず手元供養する人も多いし、コロナ禍もあったし、この先どうするかゆっくり考えようと思っていた。
 
 
しかし、最近地震が多いし、私もおひとりさまでいつどうなるかわからないし、夫の遺骨を納骨堂などに預けた方が安心な気がしてきた。
 
 
4年前に見学したのは自動搬送式の納骨堂や樹木葬のお墓が中心で、それらも悪くはなかったのだが、少し気になることがあり、別の場所を探してみることにした。
 
 
ネットで検索したら、永代供養の納骨堂があるお寺が見つかり、家からも行きやすい場所だったので、さっそく予約して見学に行った。
 
 
お寺に着くと、若い住職自ら案内してくれた。
 
 
お寺の中にある納骨堂はモダンな造りで、お参りの際には故人の映像やBGMをモニターに流すこともできるそう。
 
 
住職のお話を聞いているうちに、形にとらわれず、自分の思うように供養すればいいのかなと思って、少し心が軽くなった。
 
 
昔はお寺で法要をしてもらったりお墓を持ったりするには、檀家になって寄付やお付き合いもしなければならず、しかも気難しい住職もいたりして、面倒でしかなかった。
 
 
でも今は、檀家にならなくても入れるお墓が増えていて、ありがたいことだ。
 
 
夫の実家の先祖代々のお墓が広島にあり、義弟が墓じまいを考えているとのことだったので、夫だけでなく御先祖も一緒に入れるお墓をと考えたこともあった。
 
 
でも、そうすると、誰が管理するのかとか、義弟の家から行きやすい場所にするのかとか、色々面倒だ。
 
 
もう、広島のお墓は義弟に任せて、私はやっぱり夫と二人きりのお墓が欲しい。
 
 
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今日はお墓見学の後、靖国神社へ行きました。

 

 

 

こちらの木が、この時期ニュースでよく見る桜の標本木。

東京の開花宣言はこの標本木の開花状況によって行われます。

マスコミらしき人もいました。

 

 

 

開花宣言には5輪の開花が必要とのこと。

うーん、どうでしょう?

 

結局、今日の開花発表は持ち越しに。

 

 

 

世間の人達がお花見だ入学だ新年度だと明るい気分になって桜の開花をワクワクしながら待っているこの時期に、夫のお墓を探す私。

 

 

今年はどこも花見客で賑わうのだろうな。

 

 

でも私は、桜を見ると色々思い出してしまって、近所のお花見スポットに行くのも躊躇われる。

 

 

ただ、東京以外の桜の名所にはいつか行きたいと思っているのだが。