ここのところ色々バタバタしていて、ブログの更新をサボっていた。
12月になり、私にとって一年で最も辛い時期に突入したが、気忙しくしている間は辛いことをしばし忘れていられた。
今日は土曜日だが仕事があり、その後、帰りがてら近所の商店街に立ち寄った。
私はなるべく土日の買い物は避けているのだが、どうしても買わなければならないものがあった。
12月の土曜日の夕方の商店街は家族連れで賑わっていた。
あちこちにクリスマスツリーやリースが飾られ、クリスマスソングが流れていた。
そこを行き交う人々は、皆楽しそうに見えた。
夫を見送ってもうすぐ4年になり、一人ぼっちで淋しいことが当たり前になって、幸せそうな人達を見てもだんだん何も感じなくなりつつあると思っていた。
でも、今日、賑々しい商店街を歩いていたら、だんだん何とも言えない気持ちになった。
夫の病状が悪化した4年前は、辛くて泣きそうになりながら、この商店街を通った。
そしてその一年後には、夫と楽しげに歩いた記憶がよみがえり、胸が締めつけらる思いで一人でこの商店街を歩いた。
その後もこの商店街を歩くたび、辛くて淋しくなって苦しかった。
でも、だんだん苦しさは感じなくなってきた。
もはや何も感じなくなってきた。
心が動くことがなくなってしまった。
辛いとか淋しいとかネガティブな感情でも、湧き上がってくるのは心が動いているからだ。
でも、今は、だんだんネガティブな感情すら湧き上がらなくなっている気がする。
はたして私は生きている人間なんだろうか?
ひとりぼっちということより、こんな人間になってしまった自分が淋しくなった。
そんなことを考えながらスーパーに入り、幸せそうな家族連れが今日の晩ご飯何にしようか?と笑いながら話している横で、一人分の食材をカゴに入れて、逃げるようにレジへ向かった。
会計を済ませて立ち去ろうとしたら、若いバイトらしき店員から「あのー、良かったらこちら差し上げます。」と、レシートとは別に紙切れを渡された。
紙切れにはサンタクロースの絵が描かれ「福引券」と書かれていた。
店員は「この券で一回福引ができます。良かったら商店街の福引会場でどうぞ。」と言った。
私は福引券を受け取りコートのポケットに入れた。
福引なんて、私には縁のないもののように思えた。
私の人生、もう二度と福なんて訪れない気がする。
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前のブログでカップヌードルのエビまみれも販売して欲しいと書きましたが、本当に販売されました!
「エビまみれ」の名のとおり、普通のカップヌードルよりエビが多く、謎エビを堪能できました🦐
クリスマスシーズンなのに、暗い内容のブログを書いてすみませんでした。
夫といた時のような幸せは訪れないかもしれないけど、限定のカップヌードルを買うとかでもいいから、ささやかな楽しみを少しずつ増やしていけたらいいなと思います。

