仕事で私と同じような経験をされた方と出会った。
その方は私と同年代で、ご主人を亡くされて間もない。
でも、私と違って、いつも穏やかで、お人柄の良さが滲み出ている。
私はその方のお力になりたいと思う反面、私のようなネガティブオーラ100%の人間が関わってはいけない気がしている。
その方はおそらく、ご自身がどんなに辛くても、周りの人達に優しく接することができて、しかもそれが自然にできる方なのだなと感じる。
辛い経験とか関係なく、もともと人間として素晴らしい方なのだろうな。
私は自分が恥ずかしくなった。
私は、夫がいなくなってから、うまくいかないことがあると、本来は私自身の問題なのに、辛い経験をしたせいにしていた。
それでいて、同じ経験をした人のために何か役に立つことをしたいなどと思い上がっていた。
でも、私は夫がいるいないとは関係なく、しょーもない人間なのだと気づいた。
それなのに、変に高みを目指してもがいて苦しんでいた。
私はそんな高尚な人間じゃない。
夫のこととか関係なく、自己肯定感が低くて、それ故に卑屈になって、他人までも貶したりして、ろくでもない人間だ。
そして、そんな自分が嫌で、いつもモヤモヤしてて、それでいて「あんなに辛い経験をしたのだから」と自分を甘やかして、食べたり飲んだり旅行して、身の程知らずにお金を浪費している。
大した仕事をしてないのに疲れ果てて家に帰り、ご飯作るのが面倒で、カップ焼きそばとか皮付きイカなどの乾き物をツマミにビールと酎ハイを飲んだりしながら、テレビでカープ戦を観たりしている(昭和のオヤジかよ)。
やさぐれ未亡人だ。
でも、それでもいいと思う。
私はもともと品行方正な人間とは程遠いし。
もう、どうせ若くもないし、いいカッコしたってしょうがないし、みっともなくても自分らしく生きよう。
何より、そんな私だからこそ、夫は愛してくれたのだと思うから。
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今日のやさぐれ未亡人ディナーは、激辛ペヤングです。
お酒のツマミにピッタリ🍺
