昔から、良かれと思ってやってきたことは、ことごとく逆の結果になる。



辛くても何とか希望を見出して前向きに生きようと思ったのに、やっと見つけた小さな希望の芽をむしり取られてしまう。



私には生きるためのささやかな希望すら持つことを許されないのかな。



夫は私が辛い時、私を抱きしめてこう言ってくれた。



「世界中を敵に回そうが、俺だけはユリピの味方だよ。」



それだけで生きる勇気をもらえた。



でも、今は、そんな唯一の味方はいなくなってしまった。



こんな世の中で、一人で生きていかなきゃいけないのは辛い。



せめて少しでも前向きになれる目標を見つけようともがいて、やっと少しだけ光が見えたかと思ったのに、また光が閉ざされて暗くなってしまった。



夫がいなくなってからずっと辛かったけど、ここ数日、耐えられないほど辛くなっている。



実は数日前、夫の夢を見た。



夢の中でも目が覚めてからも、愛おしくて切なくて、胸が苦しくなった。



そのせいで、よけい辛くなってしまったのかもしれない。



こんなに苦しいほど愛おしいと思える存在に出会えて、私は幸せだったと感謝する。



けど、愛おしければ愛おしいほど、切なすぎて苦しくて耐えられなくなる。



こんな苦しみが一生続くのかな。



幸せの代償なのだろうか。