今日は仕事は休みで、お世話になっているお坊さんのお宅に行った。
前にもブログに書いたが、そのお坊さんとは義父の葬儀で知り合い、それ以来のお付き合いになる。
お付き合いとは言っても、以前は法事でお会いする程度で、お坊さんと話すのは夫や私の実父がメインだったので、私はそんなにお話ししたことはなかった。
でも、夫の病状が悪くなり医者から覚悟してくださいと言われた時、私は誰かにすがりたくて、そのお坊さんを訪ねた。
お坊さんはそれ以来、私を心配してくれて、たまに連絡をくれる。
先日も電話をくれて、遊びに来てくださいと言ってくれた。
仕事は少し落ち着いたものの、相変わらず精神的な負担が大きくて、この状態がずっと続くかと思うと気が重く滅入りがちだったので、気晴らしになればと思いお坊さんに会いに行くことにした。
お坊さんのお宅は自宅の一部を多目的スペースにしていて、ご近所の方々がふらっと遊びに来たり、奥様やお嬢様がカフェや教室をやったりもしている。
私はそこでお茶をいただきながら、近況を話した。
私は、淋しくて辛いのは3年経っても変わらないけど最近は諦めつつあること、仏教を勉強したいと思っていることなど、色々なことを話した。
お坊さんも、私の今の心境は仏教で言うこんな状態だとか仏教の世界観とか色々話してくれ、会話は尽きなかった。
私が辛いという気持ちを吐き出すだけでなく、生死のこととか仏教のこととか、こんなにざっくばらんに話せる人なんてなかなかいない。
私はそれだけでスッキリして、やっぱりお坊さんにお会いして良かったと思った。
その後、何気に今の仕事の話をして、将来的にはその経験を活かして困っている人をサポートする何かをできないか考えていると言った。
そうしたら、お坊さんが思いのほか興味を持ってくれて、こう言われた。
「実はこの多目的スペースを今後どう活用するか考えています。
今もご近所の方々が遊びに来てお茶を飲みながらお話ししたりしてますが、中には色々な手続きのことで悩んでいる人もいます。
ユリピさんのお仕事の経験を活かして、そういう方々のサポートとか、ぜひ一緒にやりたいですね。」
思いがけない提案に驚いたが、何か少し希望の光が見えた気がした。
私は今、複数の会社で働いているのだが、そのうちメインの会社はブラックなパワハラ・モラハラ企業で、もう辞めようと思っていた。
けど、この歳で辞めたらいよいよ他に雇ってくれる所なんかないと思うと、辞めるに辞められずにいた。
かと言って、働き続けたところで時給もモチベーションも上がらず、何をやってもガミガミ言われて、何のためにこんな思いまでして働いているのだろう?と、何の希望も見出せず心が重かった。
そもそも今の仕事を選んだのは、私がやりたかったことに関連しているからだったのだが、理想と現実とのギャップを思い知らされ、自分がやりたいと思っていたことが簡単ではないと気付かされ、目標を見失い心が折れてしまっていた。
でも、今日、お坊さんと話して、一緒に何かできたらと言っていただいて、少しだけ前を向く気力が湧いてきた気がする。
とりあえずもう少しだけ頑張ってみようかな。
どうせ横に向こうが後ろに向こうが、生きていかなければならないことには変わりないのだし、だったら前を向いた方がいいのだろうし。
でもやっぱり仕事はキツいから、また愚痴を書くと思います。どうかお許しください。