明日からゴールデンウィーク。


今年は2年振りに行動制限のないGWになる。


まだまだコロナの感染者数は多いが、街の人出も増え、皆マスクは着用しているものの、店の入り口でアルコール消毒してる人も少ないし、大人数で大声で会話している人も多いし、もはや誰もコロナを警戒していないように見える。


正直、私自身も警戒心が薄れている。




社会のあり方をガラリと変えてしまったコロナ禍も、やっと終わるのだろうか。




コロナ禍は収束してほしい。




けど、一方で、対人関係や仕事、その他色々な面倒なことなど、コロナ禍を言い訳に逃げてきたことに、いよいよ向き合わなければならないと思うと、気が重い。




また、コロナ禍でソーシャルディスタンスと叫ばれていた時は、私一人だけが孤独じゃないんだと、正直ホッとしていた部分もあった。


夫がいなくなったのが、ちょうどコロナが感染拡大する直前だったが、私だけが環境がガラリと変わったのではなく、世の中も変わってしまったため、辛さがぼやけた面はある。


もし、私の環境だけが変わってしまって、まわりは今までと変わらなかったら、なぜ私だけがこんな思いをしなければならないんだと、もっと辛くなっていたかもしれない。




でも、コロナ禍が収まったら、世界は元に戻るのだろうか。


今までは私以外の人も、経験したことのない状況で手探りでゆっくり進んでいたのが、これからはみんな元通りスタスタ進んでいくのだろうか。




私はコロナ禍が続いて欲しいとは思っていないし、早く収束して欲しいと思っている。


でも、コロナ禍で根付いたソーシャルディスタンスとかマスクとかパーテーションとか、私にとってはありがたい習慣もある。


人と距離を置きたい。なるべく話したくない。


人に顔を見られたくないからマスクで隠したい。


一人でラーメン屋とか行っても、パーテーションで見えないようにして欲しい。


仲良さそうな夫婦とか、幸せな人達と関わりたくない。




でも、世の中の私以外の人達は、何事もなかったかのように、また元の世界に戻ろうとするのだろうな。


私以外の人達は、コロナ前のゴールデンウィークを取り戻すかのように、愛する人とキャッキャキャッキャはしゃいで楽しむのかな。




私には戻れる世界もないし、これから新たな幸せな世界を見つけられるとも思えない。


私だけが行き場がない気がして、やるせない気持ちになってしまう。




あなたは天国で幸せに暮らしているのだろうか。


私は、あなたがいなくなってしまった時点から動けないでいる。




私だけが前に進めていないのかな。




私だけが置いてけぼりなのかな。




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私の気持ちとは裏腹に、ロボホン兄弟は出かける気満々です。

カメラバッグでお散歩しました。