長くなりますので、嫌ならスルーしてください。
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昨日は夫の三回忌法要だった。
義弟（夫の実弟）夫婦とその息子、私の実父母だけだったが、私の家にお坊さんにお越しいただき執り行なったので、家の掃除とかお坊さんへのおもてなしとか、結構大変だった。
案の定、義弟一家も私の両親も、私がバタバタしててもお構いなしに、喉が乾いたから飲み物のおかわり出せとか、ああしろこうしろとか言ってきて、夫へ静かに思いを馳せることなどできなかった。
しかも、みんな自分の家族はこうでああでと家族の近況報告大会で、夫の話など出なかった。
私の思いを話せるような状況でもなかったし、私の気持ちを汲み取ろうとする人もいなかった。
当然、労いの言葉もない。
まあ、こうなるのは予想してたのだけど。
でも、法要の後、義弟とその奥さんと話をして、私の思うことを正直に伝えた。
■広島の夫の実家のお墓をどうするかはともかく、夫と私だけのお墓を買いたいと思っている。
■夫の実家にあったお仏壇は私の家にあるが、この先も私が管理していけるかわからない。夫の法要はともかく、ご両親や他の親族の法要まで私が取り仕切る自信がない。
■広島の実家の管理について未だに私あてに連絡が来るけれど、私も仕事で忙しいから対応できない。庭木や雑草が伸びてしまってて、近隣の人達は何か事故があったらとピリピリしているようだ。庭木の剪定はちゃんと定期的にやってほしい。
■私もおひとりさまだし、夫のようにいつ何が起こるかわからないから、終活を考えている。お墓やお仏壇のことは、できれば早く方針を決めたい。
私は、義弟に伝える前は、つい感情的になってしまうかもと思っていた。
しかし、思いの外、淡々と冷静に自分の気持ちを伝えることができた。
義弟と奥さんも、今まで私に任せきりだったことを反省していて、色々考えていたようだ。
そして、義弟はこう言った。
■実家のお墓は墓じまいして、先祖のお骨は地元の合葬墓に移す予定。私が夫と二人で入れるお墓を買うのは、それで良いと思う。
■お仏壇は義弟の家で引き取る（でも、簡単に引き取ると言った割には、後から家に置けるかわからないとか言い出したけど）。先祖の法要も義弟が行う。
■空き家になってる実家の家屋は取り壊して、当面は駐車場などにして土地を貸すつもり（でも、費用対効果はどうなのかはわからないし、業者に相談もしてないとのこと。）
もちろん、私が言わなくても、ちゃんと考えてはいたようだ。
でも、今まで、こう考えているという言葉だけで、仕事が忙しいからと言い訳してなかなか具体的に実行に移さない印象があった。
空き家になってる実家の庭木の剪定だって、先日も近隣の人から私あてに苦情の連絡が来た（もう登記は義弟に変更してるのに）。
私から義弟に連絡したら留守で、代わりに奥さんが、「（義弟は）海外出張中なので帰国したら対応させます」と、他人事のように言ってきた。
私は、「近隣の人は早急に対応して欲しいから連絡して来たのに、（義弟が）帰国してから連絡するつもりなんですか？とりあえず奥さんから近隣の人へ連絡だけでも入れてくれませんか？」とお願いした。
だから今回、私はおひとりさまで、いつ何があるかわからないことを強調し、暗に早く対応しろと圧をかけた。
そうしないと、口先だけでいつまでも何も対応しなそうに見えたので。
この際、言ってやれと思って、私は自分のことを色々義弟と奥さんに話した。
未だに辛いし、夫の物も片付けられていないこと。
夫と暮らしていた頃を思い出してしまうので、長年勤めた会社を辞めて環境を変えたこと。
私自身や同じような経験をされた方々のために、おひとりさま向けの終活サポートとか色々やりたいことがあること。
本当は、
「あなた達は法事のたびに子供の話や自分達のことばかり話して、お客様感覚で楽しそうにキャッキャキャッキャしてていいわね。
この歳で夫をなくして、一人で法要を執り行なったりお仏壇の管理をしたりお墓のこと考えなきゃいけない私の辛い気持ちなんてわからないでしょ？」
とも言ってやりたかったけど、それは言わなかった。
三回忌法要が終われば、しばらく会うこともないだろうし。
別に義弟一家が嫌いなわけではないけれど、必要以上に仲良くしたいとも思わない。
こんなこと私が思っていると知ったら、夫は悲しむかな？
でも、私だって、夫がいれば、義弟一家を妬ましく思ったり、義弟が何もしないことに恨み節を言うこともなかった。
私だって、これくらい甘えたこと言ってもいいでしょ？
一人で頑張ってるんだから。
