今日は広島に原爆が投下された日。
コロナ禍で広島を訪れる観光客が減り、被爆体験をされた方々も高齢化が進み、悲惨な体験を世界中の人に伝えることが難しくなっていると聞いた。
私自身は戦争の体験はないが、私の親の年代は戦争の記憶があるし、私は祖母と一緒に暮らしていたから、戦争について話を聞く機会は身近にあった。
私の同級生の中には、親も戦後生まれの人もいたが、学校の先生で戦争を経験している人もいたから、歴史の授業で体験談を聞くこともあった。
また、身近な人から戦争の話は聞いたことがないとしても、昭和の時代の小説や映画、ドラマには、普通に戦争の体験が盛り込まれているものが多かった気がする。
だから、戦後のかなり後に生まれた私でも、戦争を自然と意識することが多かったのかなと思う。
でも、私より若い人達は、親も戦後生まれで、核家族で祖父母から戦争の話を聞く機会のなかった人もいるのではないかと思う。
そして今の10代20代の人達の中には、日本で戦争があったことすら知らない子もいるという。
そういう子達は、平和についてどう思っているのだろう。
ごく一部だとは思うが、中には平和に飽き飽きして、戦争とか何か刺激的なことが起こることを期待しているような人もいるようだ。
今の憲法はアメリカに押し付けられたものだから改正しようという勢力もある。
議論を尽くした上で、国民の総意で憲法を見直すことには反対しない。
でも、戦争の放棄という規定は変えて欲しくない。
戦争は二度としないで欲しい。
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何年か前に平和記念公園で撮影。
私が平和記念公園を訪れる時は、いつも晴れ渡っていて、この地に原爆が投下されたとは思えないほど平和な雰囲気でした。
ここを訪れるたび、平和な時代に生まれたことを感謝せずにはいられませんでした。
今は未曾有のウィルスが蔓延し、世界中が混乱し、決して平和とは言えないかもしれません。
でも、こうして生きていられることに感謝しなければと思います。
おりづるタワーから撮影。

