19日の巨人戦では、コロナ陽性で離脱した選手がいた中で、チーム一丸となって勝利した広島カープ。


ところが、その後さらにコロナ陽性者が出てしまった。



鈴木、長野、石原、羽月ら、一軍の主力メンバーに加え、打撃コーチも陽性となった。


既に一軍の選手・コーチの陽性が判明しており、17人もの選手を入れ替えたが、さらに一軍選手が離脱することになる。


こうなると、勝ち負けがうんぬん言ってる状況じゃない。


カープの選手・コーチも心配だが、対戦したチームも心配だ。


今回、大人数の陽性者が判明したのは、保健所の濃厚接触者の判定には当てはまらないものの、球団独自に全選手・スタッフのPCR検査を実施したことによるらしい。


なぜここまで陽性者が出てしまったのかはわからない。


ただ、試合中はマスクを外している時もあるし、遠征中は同じ場所で食事したり同じバスで移動したりもするから、いくら気をつけていても感染は防ぎようがない気がする。


野球選手のコロナ感染は今回のカープに始まったことではなく、他球団でも陽性者が出ている。


でも、プロ野球球団は独自でPCR検査を行っているから陽性者が判明したのであって、これがもし普通の職場なら、無症状でコロナに感染しているかも分からないまま、感染を広げている可能性もあるのではと思った。


このような状況を見ると、果たしてオリンピック・パラリンピックを開催して大丈夫なんだろうか?と思わざるを得ない。


選手についてはIOCがワクチンを確保したと言っているが、本当に全選手が接種するのだろうか。


PCR検査を実施すると言っているが、万が一陽性者がいた場合、他の人への感染を抑えることはできるのだろうか。


スタッフやマスコミはどうするのだろうか?


組織委員会は来日の人数をかなり減らせると言っているが、それでも8万人近くの人が来日すると見込まれている。


大会期間中、それらの人達の行動を制限することなどできるのだろうか?


コロナ禍においても、様々なスポーツで国際大会が開催されている。


それぞれ徹底した感染対策をして行われており安全に開催できている、だからオリンピック・パラリンピックも問題ないとの意見も見られる。


でも、単独の競技の大会なら可能かもしれないが、同時に色々な競技を開催する場合にも、果たして安全を確保できる保証はあるのだろうか。


やっぱり、この状況でオリンピック・パラリンピックを開催することは不安でしかない。