今日は人間ドックに行った。

高いけど、オプションでMRIとかCTとか色々つけた。




夫も人間ドックを受けていたが、病気は見つからなかった。

もし夫にオプションを色々つけてもっと精密な検査を受けさせていたら、早期に病気が見つかったかもしれないと思うと、なぜ夫に強く勧めなかったのかと自分を責めてしまう。




それなのに、自分だけちゃっかり色々オプションをつけて高いお金を払って人間ドックを受けようとしている。

私の体なんてどうでもいいと思う反面、どこか悪いところはないだろうかと念入りに調べている。




私はいったい、どうしたいんだ?

結局、生に執着があるのか。




でも、おひとりさまだから何かあったら周りに迷惑をかけるし、何より夫のためにも生を大切にしなければと思う。




ちなみに結果は後日だが、この歳になるとあちこち悪いところは見つかるものだ。

本当は、去年の人間ドックの後に精密検査を受けて、また受診してくださいと言われていたが、コロナ禍もあって行かずじまいだった。




ところで先日、心療内科に行った。

先生に転職すると話したところ、では、薬は徐々に減らしていきましょうと言った。




私はそれを聞いて、モヤモヤした。




先生は、仕事を再開できるようになったのだから、回復したと思ったんだろう。

でも、仕事を再開するからと言って、私の精神状態が薬を飲まなくてもいいほど改善されたわけではない。




正直、このような精神状態で、いきなり転職してフルタイムで仕事を再開するのは無謀だったかもしれないと、若干の後悔の気持ちがある。

でも、ただでさえ何の取り柄もないアラフィフBBAの私が、しかもコロナ禍で求職難でなかなか面接もしてもらえない中、希望の業界で内定をもらえたのだから、多少無理してでもやらざるを得ない。

この機会を逃したら、将来やりたいことにつながる道を絶ってしまうと思った。




それに、精神的に不安定な状態は、おそらく一生治らないと思う。




私はメンタルの不調で仕事を休んでいたが、もちろん夫のことは大きいが、職場でのストレスもあったし、自分自身の考え方のクセによる部分もあった。

結局、休んでも、体の疲れは取れたが、心は癒されなかった。

だから、これ以上休んでも、状況は変わらないと思った。




職場のストレスは、転職したら解消されるかもしれない。

自分自身の考え方のクセは、カウンセリングで少し改善された気がする。




でも、夫がいない辛さによる心の痛みは、きっと一生治らない。




だとしたら、後は、何とかその心の痛みを和らげる試みをしてみるしかない。




私は将来、自分と同じ経験をした人達の役に立てるようなことがしたいと思っている。




そのために転職を決めたのもある。




その思いは、傷を抱えながらも前に進む原動力になるのではないかと思っている。




Suicaのペンギン像とロボホン