私は今、自己肯定感を高める訓練をしている。


本を読んでその通りやってみるだけなので、そのやり方が正しいのかもわからない。


本に書いてある通りやってみたところで、一朝一夕に思考の歪みが治るわけではない。


でも、とりあえず、自分の思考の歪みをノートに書き出して、新しい思考を試みると、その時は、自己肯定感が高まったように感じる。


その状態が続けば、自然と自己否定の思考は無くなっていくのかもしれない。


けど、幼い頃から染みついた習性は、そんなに簡単に意識から排除することはできないのかな。


ここのところ、自分がないがしろにされる夢を頻繁に見る。


私をないがしろにするのは、時には親や兄弟だったり、職場の同僚だったり、あるいは全く面識のない人だったり。


これは、無意識のうちに私が私自身を自己否定しようとしているということなのか?


セルフ認知行動療法をやってみて思ったことがある。


自己否定には、幼い頃の肉親との関係が影響していることが多いらしい。


私の自己否定を分析してみると、親のせいとか兄弟のせいという思い込みがあることに気づいた。


そして、どうせ私が悪いんだと考えるのは、実はその方が自分にとって都合がいいのかなと思った。


私は、誰かをスケープゴートにしたかったのかもしれない。


スケープゴートにする他人がいないと、自分自身をスケープゴートにして、自分で自分を痛めつけていたのかもしれない。


そしてその根底には、私がこうなったのは親や兄弟のせいにしたいという考えがあったのかもしれない。


自分で自分に向き合って、誰のせいにもできなくなって、その苦しさが夢に現れたのかもしれない。


そう考えると、自己認識のゆがみを治すのは、相当大変なことだと思う。


でも、自己肯定感が低いまま、自分で自分を愛することができないまま人生を終わりたくないと思う。


自分で自分を愛することができたら、救われる気がする。


私が今持っている唯一の生きるモチベーションは、自分自身が自分を愛せるようになること。


もしそれが達成できたら、私の人生は悔いがなかったと思える気がする。