今日は義父の14回目の命日です。

義父が大好きだった、うな重を買ってきてお供えしました。



義父は亡くなる直前まで元気で、広島に一人で暮らしていました。

義母は25年前に亡くなっていて、義父はそれ以来、10年以上一人で暮らしていたことになります。

亡くなる2年くらい前まで仕事をしていたので、少しは気が紛れていたのかも知れませんが、辛くて寂しかっただろうと思います。

でも、私は、良い嫁ではありませんでした。

自分のことしか考えておらず、義父のために何もしてあげられませんでした。
 


13年前の3月、義父が急に具合が悪くなり、夫が新幹線で東京まで連れて来ました。

東京に着いた夜、義父は、うなぎが食べたいと言いました。

でも、もう夜で時間も遅く、うなぎ屋は開いてなかったので、お寿司を出前で取りました。

その翌日、病院に行ったら、癌でもう永くはないと告げられました。

そして、義父はもう、食事は取れない状態になってしまいました。

義父が入院中、うな重を買って病院に持って行きましたが、その時はもう食べられませんでした。




だから、今でも、うなぎを食べる時は、罪悪感を感じてしまいます。

なので、いつも家でうなぎを食べる時は必ず、義父の遺影の前にうなぎをお供えしています。




こんなことで私のしたことが許される訳ではありません。そしてもっと義父孝行してあげれは良かったという後悔は一生消えないと思います。

しかも、義父の大切な息子までも、私は守ってあげられなかった。

本当に申し訳ありませんでした。




でも、色々な方のブログを拝見して、誰でも多かれ少なかれ、こうしてあげれば良かったと後悔しているんだということがわかり、少し気持ちが楽になりました。


大切な人が亡くなって後悔しない人なんていないと思います。

だから、もし、自分を責めている方がいるとしたら、自分を責めないでと言ってあげたいです。


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ところで、ちょうど1年前は、夫は抗がん剤治療中でしたが、薬が一番良く効いていた時期で、腫瘍も小さくなっていました。

副作用がある日もありましたが、それ以外の日は普通に生活していて、義父の13回忌法要もとり行うことができました。

1年前は、こんなに元気なのだから大丈夫だと信じていました。まさか、1年後には夫もいなくなっているなんて思いもしませんでした。



今日の夜は、夫と義父の遺影を並べて、晩酌しようと思います。