不快な思いをする方もいると思いますが、批判を覚悟で書きました。

また、闘病中の方やそのご家族は、読まない方がいいかも知れません。

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新型コロナウィルスの感染が拡大しても、私自身はどうなってもいい、ただ他人には感染させたくないと思っていました。

私の実父を始め、これだけ感染させない配慮とか外出自粛とか言っても自分のことしか考えない身勝手な人達のことも、表向きは酷いと言いながら、どこか冷めた目で見ていました。

でも、首都圏から、緊急事態宣言が出ていない地域に移動して、パチンコ屋やスポーツジムに行ったり、禁止されているはずの雀荘に行ったりという映像がテレビで映されているのを見て、ふつふつと怒りが湧いてきました。



今日の羽鳥慎一モーニングショーでは、横浜の潮干狩り場が入場禁止になっているにも関わらず、柵を越えて勝手に砂浜に入り込んで潮干狩りをしている人達がいると紹介されていました。

ある家族にインタビューしてましたが、「ずっと家に居ろって言われてもストレスが溜まってしまう」と言っていました。


確かに、ストレスが溜まって精神面が病んでいくことも、決して軽視できないとは思います。




でも、あなた達にはわかりますか?


生きたくても生きられない辛さが。

そして最愛の人を亡くす辛さが。

これより辛いことってあるんですか?

家にずっといて、ストレスが溜まることは、死ぬことより辛いんですか?



そして、もしこのまま感染が拡大して、人工呼吸器が足らなくなって、トリアージとなったら、誰かの命が切り捨てられることになる可能性もあります。



今まで悶々と考えていて、でも書きたくなかったので書きませんでしたが、あえて書きます。



私の夫は最期は人工呼吸器を使っていました。
もう、長く生きられる可能性はありませんでした。

結局、コロナが流行する前に亡くなったので、まだ病院も今のような混乱はありませんでした。

でも、もし、夫が今あの時のように入院していて人工呼吸器を使っていたとしたら・・・。

助かる見込みのある患者に人工呼吸器を譲らざるを得なかったかも知れません。

そして、その助かる見込みのある患者が、もし、自分のことしか考えず身勝手な行動をして感染した人だったら・・・。


志村けんの死はショックでしたが、一方で自業自得だと思っています。

だから、彼の生前の功績は讃えていいと思いますが、死を美化してはいけないと思います。

そして、それでもなお、少しの我慢もできない人達が、好き勝手な行動をしている。

そういう人達が元気に生きてて、何で私の夫は死ななければならなかったのか。


神さま。仏さま。

そんなに命を軽視する人達がいるなら、その人達の命を夫に再び授けて、夫を生き返らせてください。お願いします。